30プリウス(3代目プリウス)のノーマルモードとそれ以外の走行モードの特徴と適切な使い方

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30プリウスには、4つの走行モードがある。

30プリウスに限ったことではないが、たいていの国産のハイブリッドカーには、それぞれ複数の走行モードの設定があるのだ。

30プリウスの走行モードは、

・ノーマルモード
・エコモード
・パワーモード
・EVモード

の4つだ。

ライター

今回は、30プリウスのオーナーでもある僕が、4つの走行モードの特徴と適切な使い方について詳しく解説してみました。

参考になると幸いですので、是非最後まで内容を見ていってね。

30プリウス(3代目プリウス)4つの走行モードと特徴

ライター

30プリウス(3代目プリウス)には、4つの走行モードがあります。

この項目では、それぞれの走行モードの特徴についてお話しました。

 

燃費重視のエコモードだが、レスポンスが悪い!

燃費の向上を期待して、常にエコモードを設定される方が多いと思うが、30プリウスに乗っている僕が結論を言うと、正直言ってノーマルモードと燃費はほとんど変わらない!

30プリウスに限らず、たいていのメーカーの国産ハイブリッドカーには、エコモードの設定がある。

エコモードを選択して乗ると、通常のノーマルモードと変わるのは、アクセルの開度がノーマルモードに比べて、アクセルペダルの踏み込みに対して緩やかになったり、エアコンの効きを制御することで低燃費を狙っているのだ。

だから、信号待ちや停車からの発進時にとてもモタツキを感じるし、レスポンスが良くないということになる。

 

通常の走行はノーマルモード

通常の走行時はノーマルモードを選んでの走行だ。

ノーマルモードは他の「ECOモード」「Powerモード」「EVモード」のどのボタンも押さなければ、勝手にノーマルモードでの走行になる。

ノーマルモードを使う時が一番多いし、高速道路をほとんど使わず、毎日の通勤で一般道ばかりを走行する僕は、ノーマルモード以外ほとんど使わず、他のモードはめったに使用しない。

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ここぞ!と言う時のパワーモード

ここぞというパワーが欲しい!というときのモードは、迷わず「Powerモード」だろう。

高速道路の合流地点で、スムーズに本線に合流したいときは、ある程度の速度に乗って合流する方が安全なのである。

実際にパワーモードを使ってみると、30プリウスのようなハイブリッドカーでも驚くようなトルクを感じることができるので、結構おもしろいのだ。

30プリウスの場合、パワーモードで走行すると足回りが多少頼りなくて怖いのだが、サス・ショックを強化品に交換すると解消するだろう。

高速道路以外でパワーモードを使用するとしたら、勾配の比較的緩やかな山道が良いだろう。

神奈川県には、「箱根ターンパイク」(名称:アネスト岩田 ターンパイク箱根※)という小田原市早川から箱根山芦ノ湖の南東部あたりにある大観山・湯河原峠に至る標高差が約1,000mもある有料の山岳道路だ。

関東在住の方だと、知らない方はいないぐらい有名な道路だが、上の画像のように比較的緩やかなカーブが連続したり、富士山を眺めながらドライブができる人気なスポットなのである。

こういうところは、普段使わないパワーモードを使って走行することで、爽快感を味わえるし、エンジンとモーターの切り替わりによって生じるもどかしさが無くなり、エンジンとモーターのパワーをフルに活用することで、ノーマルモードで走るより却って燃費が良かったという報告もあるのだ。

ただ、燃費の良さだけを求めるのがハイブリッドカーではないと僕は思っている。

こういう時は迷わずパワーモードを使った走行で、爽快感を味わって戴きたい。

 

アネスト岩田 ターンパイク箱根
2007年(平成年)以降、ネーミングライツを採用しており、2018年(平成30年)3月1日からはアネスト岩田が命名権を取得、アネスト岩田 ターンパイク箱根の名称が使用されているが、交通情報などでは単に「ターンパイク」と称されることが多い。

引用先:Wikipedia

 

早朝や深夜の住宅街を走るときに便利!EVモード

EVモードは、エンジンがかからずに電気モーターだけで走行するモードだ。

EVモードを使用する場面は、早朝や深夜の住宅街など、なるべく音を立てずに走行したいときに使用するのが良いだろう。

モーターだけの走行だととても静かだし、僕のように仕事に行くのに朝早くに自宅を出発しないといけない人にとっては便利なモードなので使ってみると良い。

 

30プリウス(3代目プリウス)の一番燃費が良くなる走行モードとは?

ライター

名前からして「エコモード」のほうが燃費が良いと思われている方が多いようですが、実際は違っていたりします。

この項目では、実際に燃費が良くなるのはどのモードなのか?についてお話しました。

30プリウス(3代目プリウス)の一番燃費が良くなる走行モードとは?

総合的にノーマルモードが最も燃費が良い
実は併用できる走行モード

 

総合的にノーマルモードが最も燃費が良い

燃費を良くしたいと思って、エコモードやEVモードを多用しているユーザーさんをよく見かけるが、実は、ノーマルモードが総合的に考えると一番燃費が良いのはご存じだろうか?

先述したが、エコモードで走ったことがある方はご理解できると思うが、エコモードは、発進時などのアクセル開度を制限しているため、モタツキ感が強いのは否めない。

また、エアコンの効きを制限しているので、真夏や真冬の暑さや寒さに耐えないといけないのだ。こうなってくると、ドライブを楽しむどころではなく、まるで修行のような運転だ。

結局我慢できずに、アクセルを余分に踏み込んだり、エアコンの設定温度を上げることでエコモードなのに却ってノーマルモードより燃費が悪くなったりするのだ。

たまに見かけるのが、先行している車で、ものすごくゆっくり走っているプリウスだ。

恐らく、エコモードを使用したりして燃費を少しでも良くしようとしているのだろうが、運転のマナーは、交通の流れを阻害しないように、流れに乗った運転をすることだ。周りに迷惑をかけてまで燃費を良くするのはちっともエコではない!

 

30プリウスを含めたハイブリッドカーは通常のノーマルモードで普通に走ることで、その時々の最良の低燃費を出せるように設計されているのだ。

結局、ノーマルモードで乗るのが最適だと僕は思っている。

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実は併用できる走行モード

エンジンをかけずにEV走行ができるEVモードだが、実はEVモードとエコドライブモード、またパワーモードは併用することが可能なのだ。

ただし、パワーモードと併用時には、EVモードが解除されることが多いという。

 

EVモードの使い過ぎに注意!

早朝や深夜の住宅街を静かに走行する際に便利なEVモードだが、使いすぎると燃費が悪くなることがあると言うことが、30プリウスの取扱説明書には明記されている。

この原因としては、もともとハイブリッドカーは、通常のノーマルモードで最良の低燃費が出せるように設計されているのだ。

また、EVモードの多用は、ハイブリッド駆動バッテリーの劣化を早める原因にもなる。

EVモードの使用は、本当に必要な時だけにしておきたいものだ。

 

まとめ

ライター

いかがでしたでしょうか?

今回のお話は大まかに言って、

・30プリウス(3代目プリウス)4つの走行モードと特徴
・30プリウス(3代目プリウス)の一番燃費が良くなる走行モードとは?

でしたね。

せっかく30プリウスに乗るのだから、少しでも低燃費にしたい!というお気持ちは良くわかります。

ただ、結局通常のノーマルモードで急発進や急加速をせずに丁寧な運転をすれば勝手に燃費は良くなります。

走行モードの特徴を活かして、楽しいドライブをして下さい。

 

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