この記事は約 9 分で読めます。

30プリウス(3代目プリウス)の寒冷地仕様の主な装備内容

寒冷地仕様というと、雪国向けの特別な装備という印象が強いかもしれません。
ただ、実際には雪が少ない地域に住んでいても、冬の朝の凍結や曇り対策に役立つ装備がしっかり含まれています。
僕の愛車のZVW30プリウス(3代目プリウス)も寒冷地仕様です。
所有しているうちに、あとから「これは寒冷地仕様の装備だったのか」と気づいたものもありました。見た目では分かりにくい装備もありますが、冬場の安心感につながるものばかりです。
ここでは、実車で確認できたものを中心に、30プリウスの寒冷地仕様に含まれる主な装備を順番に見ていきます。
リヤフォグランプ
リヤフォグランプは、悪天候時に後続車へ自車の存在を知らせやすくするための装備です。
通常仕様では左右とも白いバックランプになりますが、寒冷地仕様では右側が赤くなっているのが特徴です。
僕自身、積極的に点灯確認をしたことはありません。とはいえ、雪や霧で視界が悪くなる場面では、こうした装備があるだけでも安心感はあります。
普段は意識しなくても、いざというときに頼れる装備だといえるでしょう。
バックフォグランプとして後続車への視認性を高める
右側のリヤテールが赤くなっているのは、バックフォグランプとしての役割を持つためです。
降雪時や濃霧時など、後方から見えにくい状況で、自分の車の位置を伝えやすくしてくれます。
日常ではあまり目立たない装備ですが、冬の悪天候では意外と重要です。見た目以上に実用性の高い装備のひとつといえます。
フロントウィンドウワイパーディアイサー
フロントウィンドウワイパーディアイサーは、ワイパーの下にたまった雪や氷を熱で溶かし、ワイパーを動かしやすくするための装備です。
スイッチを入れることで作動し、凍結した朝にはかなり助かります。
僕は雪国に住んでいないので頻繁には使いません。
ただ、極寒の日にワイパーまわりが凍りついたとき、この装備に助けられたことがありました。あるとないとでは、冬の朝の気楽さがかなり違います。
ワイパー下の雪や氷を溶かして動作を助ける
ワイパーディアイサーは、ワイパーの可動域を確保するための実用装備です。
雪や氷でワイパーが浮いたり、動きが重くなったりするのを防いでくれます。
冬に車を使うなら、こうした細かな対策が効いてきます。派手ではありませんが、寒い朝ほどありがたさが分かる装備です。
ヒーター付きドアミラー
ヒーター付きドアミラーは、ミラー表面に付いた雪や霜を温めて溶かし、視界を保つための装備です。
見た目では機能の有無が分かりにくいものの、冬の安全運転にはかなり役立ちます。
スイッチはリアデフォッガーと連動しており、入れてから一定時間後に自動でオフになる仕組みです。切り忘れを防げるのも、地味にうれしいところでしょう。
霜や雪を溶かしてミラーの視界を確保する
ドアミラーが凍ると、後方確認の精度が一気に落ちます。
その点、この装備があると朝の出発前に余計なひと手間が減ります。
特に寒い朝は、ミラーが見えるかどうかで安心感が違います。運転前のストレスを減らしてくれる、ありがたい装備です。
強力なワイパーモーター
寒冷地仕様では、積雪時でもしっかりワイパーを動かせるよう、強力なワイパーモーターが採用されています。
雪の重みでワイパーの動きが鈍くなりやすい状況でも、動作を安定させるための対策です。
僕自身、雪国のような環境では使っていません。
それでも、冬場の突然の降雪時には、こういう部分に備えがあると心強いものです。
積雪時でもワイパーをしっかり動かすための装備
大雪のときは、ワイパーが雪を払うだけでもかなり負荷がかかります。
その負担に耐えやすいようにしてあるのが、この強化モーターの意味です。
普段は気づきにくい装備ですが、冬の厳しい条件では差が出ます。見えないところで支えてくれる、まさに寒冷地向けの実用品です。
ドア周りの凍結防止
寒冷地仕様では、ドアまわりの凍結を防ぐための配慮もされています。
気温が下がるとドアが開きにくくなることがありますが、そのリスクを少しでも減らす考え方です。
実際に僕の車では、細部まで目視で確認できたわけではありません。それでも、冬の朝に「ドアが開かないかもしれない」という不安を和らげてくれる装備だと考えると、ありがたい存在です。
寒さによるドアの凍結を防ぐための配慮
雪国では、ドアの凍結はかなり現実的な問題です。
開けようとしても引っかかる、無理に動かしてゴムを傷める、といったトラブルにつながりかねません。
その意味で、寒冷地仕様のこうした配慮は実用的です。日常の小さなストレスを減らす装備だといえるでしょう。
暖房用PTCヒーター
暖房用PTCヒーターは、エンジンが十分に温まる前でも車内に温風を出しやすくするための装備です。
ハイブリッドカーは暖房が効くまでに時間がかかりやすいので、この装備のありがたみは大きいです。
寒い朝に乗り込んだ直後、すぐに暖かさが感じられるのは助かります。運転する本人だけでなく、同乗者にとっても快適さが変わる装備でしょう。
エンジンが温まる前でも車内を早く暖める
ハイブリッド車では、走り始めてすぐに暖房が効きにくいことがあります。
その点、PTCヒーターがあると立ち上がりの寒さをかなり和らげられます。
朝の通勤や送迎では、この差が意外と大きいです。短時間の移動でも快適さが変わるので、冬場には頼れる装備といえます。
濃度の濃いSLLC(冷却水)
寒冷地仕様では、冷却水にも寒冷地向けの配慮がされています。
トヨタ車では、寒冷地仕様のSLLCは濃度が高く、より低い温度まで凍結しにくくなっています。
数字としては地味に見えるかもしれません。ただ、極寒の朝に冷却系が安定していることは、長く乗るうえで安心材料になります。
極寒時の凍結を防ぐための冷却系の対策
冷却水が凍ると、車にとってはかなり深刻です。
そのリスクを下げるために、寒冷地仕様では凍結しにくい濃度設定が採られています。
こうした部分は普段まったく意識しないかもしれません。けれど、厳しい寒さの中では確実に効いてくるところです。
ZVW30プリウスの寒冷地仕様について思うこと

僕がZVW30プリウス(3代目プリウス)を所有してから、かなりの時間が経ちました。
ただ、寒冷地仕様であることに気づいたのは、実は所有してから3年近く経ってからのことでした。
きっかけは、近所の整備工場でオイル交換をしたときです。
メカニックの方がバックで車を動かしている様子を何気なく見ていたところ、バックランプの光り方が左右で違うことに気がつきました。そこで初めて、「あれ、これは寒冷地仕様なのでは?」と思ったのです。
中古車販売店からは、寒冷地仕様であるとは特に聞いていませんでした。
ですが、前オーナーが長野県在住だったことを考えると、寒冷地仕様だったのも納得できます。雪が多い地域で使われていた車なら、こうした装備が付いているのは自然なことなのかもしれません。
自分の愛車が寒冷地仕様であることを知ったのは、オイル交換の時
自分の車が寒冷地仕様だと知ったのは、購入してすぐのことではありませんでした。
3年近く乗ったあと、整備工場でのオイル交換中に偶然気づいたのです。
きっかけは、バック時に見えたリヤランプでした。
左側しか点灯していないように見えたのですが、よく見ると右側は赤い色になっていました。そこで調べてみて、寒冷地仕様のバックフォグランプだと分かった、という流れです。
中古車として購入したため、最初からその説明を受けていたわけではありません。
それでも、あとから分かってみると「なるほど」と思える点がいくつもありました。前オーナーが大切に乗っていたことも伝わってきて、少しうれしくなったのを覚えています。
寒冷地仕様は、とてもコストパフォーマンスの高いメーカーオプション
寒冷地仕様は、内容のわりにかなり手頃なオプションです。
これだけ装備が充実していて、しかも価格は比較的安い。そう考えると、かなりコストパフォーマンスの高いメーカーオプションだといえます。
もちろん、雪国でなければ絶対に必要というわけではありません。
ただ、僕が住んでいる神奈川県のように、雪が少ない地域でも、冬場の凍結や曇り対策で助かった場面はありました。寒さに慣れていない地域だからこそ、こうした装備のありがたみが見えやすいのかもしれません。
寒冷地仕様は、雪国向けの特別装備というだけではありません。冬に車を使う人にとって、思っている以上に役立つ装備だと感じています。
まとめ
ZVW30プリウスの寒冷地仕様は、雪国でなければ不要というものではありません。
実際には、雪や氷に直接さらされる地域だけでなく、冬の朝に車を使う人なら誰にとっても恩恵のある装備だと感じます。
僕自身、神奈川県で乗っていても、寒冷地仕様のありがたみを感じた場面はありました。
とくにワイパーディアイサーやPTCヒーターのような装備は、寒い朝のストレスを和らげてくれます。派手さはありませんが、日常でじわじわ効いてくるタイプの装備です。
しかも、これだけ内容が充実していながら、オプション価格は比較的手頃でした。
そう考えると、寒冷地仕様はかなりコストパフォーマンスの高いメーカーオプションといえるでしょう。
雪国に住んでいなくても、冬場に車を使う機会が多いなら、寒冷地仕様は十分に検討する価値があります。僕としては、30プリウスを選ぶなら「付けて損のない装備」のひとつだと思っています。
30プリウスは、今でも中古車市場において人気の高い車種です。これから30プリウスの中古車を探そうとお考えの方は、「寒冷地仕様」の30プリウスを探してみるのもいいのかもしれません。


冬の厳しい環境に備える「寒冷地仕様」は、雪国で車を使う人にとって心強い装備です。とはいえ、雪が少ない地域に住んでいると「本当に必要なのか」と思う方もいるかもしれません。
僕の愛車のZVW30プリウス(3代目プリウス)も寒冷地仕様です。
実際に所有してみるまで気づかなかった装備もありましたが、冬場の凍結対策や視界確保に役立つ場面は確かにありました。
この記事では、ZVW30プリウスの寒冷地仕様に搭載される主な装備を、実車で確認できた内容とあわせて紹介します。
最後には、雪国でなくても寒冷地仕様が役立つと感じた理由も、実体験をもとにまとめます。