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ハイブリッドカーに乗る人が増えている。
ハイブリッドカーの醍醐味と言えば、低燃費で少しのガソリンでたくさん走れることだ。ただ、車の乗り方が燃費向上に大きく影響するのはご存じだろうか。
燃費を良くするためのハイブリッドカーの乗り方(ドライビング編)
ハイブリッドカーの低燃費の理由は、動力がガソリンエンジンだけでなくハイブリットモーターによるモータアシストがあるからだということはどなたでもご存じのことでしょう。
信号待ちでのアイドリングストップは勿論のこと、車のスピードやアクセルの踏み方、車の走行状態に合わせてエンジンとモーターの両方でのドライブやハイブリッドモーターのみのドライブができるのが低燃費な理由です。
ハイブリッドカーの燃費は車がマイナーチェンジやフルモデルチェンジを繰り返す度に向上しています。僕は現在、30プリウスを所有し乗っていますが、以前は20プリウスも所有して、乗っていました。
30プリウスの燃費は20プリウスと比べものにならないほど向上しています。これは、トヨタ以外の他の自動車メーカーでも同じことが言えるでしょう。ハイブリッドカーはどんどん進化して良くなっているのです。
ただ、ハイブリッドカーはドライビングの仕方で燃費が大きく変わってくるのです。長年、ハイブリッドカーに乗ってきた僕が燃費が良くなるドライビングの方法をお話しました。
ハイブリッドカーのドライビングの仕方やアクセルワーク
エンジンをかけ、車を発進させる際はアクセルに足を軽く載せる感じで緩やかにスタートするようにしよう。
そして、ググっとエンジンとモーターの両方の動力を使いググっと加速し、希望の速度に達するとパッとアクセルオフをする。そうするとあとはできるだけハイブリッドモーターの動力だけで緩やかに巡行するようにするのが低燃費のためのアクセルワークだ。
巡行していて、バッテリーが不足してくると勝手にエンジンがかかってバッテリーに電気をチャージする仕組みになっているので、その繰り返しだ。
また、アクセルワークも使い分けが必要だ。どこでもエコドライブを意識しすぎてチマチマとアクセルをほんの少しだけ踏んでいては却って燃費が悪くなるし、エンジンにとっても良くない。上り坂は思い切ってアクセルを全開にするとか、ある程度メリハリも必要になってくる。
エコモードの使い過ぎはバッテリーを劣化させる原因!
燃費をできるだけ向上させようとエコモードを多用する人がいるが、やめておいた方が良い。
エコモードの多用は、ハイブリッドのメインバッテリーを劣化させる原因になるのだ。エコモードを使用するのは、早朝の住宅街を通り抜けるときぐらいに限定しておくのがおすすめだ。
燃費を良くするためのハイブリッドカーの乗り方(小技編)
燃費を良くする工夫は、ドライビング以外でもできます。
エアコンの使い方やタイヤの空気圧など、ハイブリッドカーの燃費を大きく左右することは結構たくさんあるので、それらを考えながら車に乗るのが、ハイブリッドカーの楽しみ方のように思います。
ただし、雪国にお住まいの方は、冬にこれをやるのはやめて下さい。凍えてしまいます。
できるだけエアコンの使用を控えながら燃費を良くする工夫
タイヤの空気圧を少し高めに設定
ハイブリッドインジケーターで車の状態を把握し、エコドライブをする
できるだけエアコンの使用を控えながら燃費を良くする工夫
ハイブリッドカーの冬場のエアコン使用は、燃費が低下する一番の要因だ。冬場にエアコンを使用せずに低燃費を維持する方法は、以下の通りだ。
シートヒーターの使用
シートヒーターが付いている車なら、是非利用したほうが良い。シートヒーターは、燃費にはほとんど影響しないからだ。人間の身体は、背中や腰、お尻を温めることで暖かさを感じるもの。
ステアリングヒーターの使用
ステアリングヒーターが装備されているなら、是非利用したい。
冬場にエンジンかけたてのハンドルは冷たくて手がかじかんでしまう。ステアリグヒーターがあるのと無いのとは全然違うのだ。付いていないのなら後付けするのもできるので、是非検討したいアイテムだ。
エアコンの吹き出し口を外気循環にすると窓がくもり難い
燃費向上のために、冬場にエアコンを使用せずに車に乗っていると、どうしても窓がくもってしまうのが困りもの。そうするとエアコンを使用せざるを得ないのだが、エアコンを使用せずに窓を曇らせない裏技があるのでご紹介しよう。
それはエアコンの吹き出し口を内気循環ではなく外気循環にすることだ。そうすることで、外からの風が室内に緩やかに入ってくるため窓がくもり難いのだ。
ただ、雨の時や雪のときのように湿気が多い場合は、どうしても窓はくもってしまうので、その時はエアコンを使うようにすると良いだろう。
タイヤの空気圧を少し高めに設定
タイヤは、ハイブリッドカーの燃費を左右する重要なアイテムだ。燃費向上のコツは、タイヤの空気圧を規定値より少しだけ高めに設定しておくのがおすすめだ。空気圧が低いと、タイヤの転がりにも悪影響なので空気圧は常にチェックしておきたい。
参考までに申し上げると、僕の30プリウスは17インチの215幅の45扁平のタイヤだが、規定値はフロントが2.3㎏でリヤが2.2㎏になっている。
僕は、フロントが2.7㎏、リヤを2.5㎏に設定している。あまりやりすぎると乗り心地が悪化するので、取り付けているサスペンションとのバランスを考慮して、乗り心地を損なわない設定をしておこう。
タイヤの空気圧を簡単に管理できるグッズも販売されているので、取り付けておくのも良いだろう。
常にタイヤを良い状態にメンテナンスしておく
タイヤは新しければ新しいほど燃費が向上する。常に新品タイヤを履くのが難しくても、普段からタイヤをメンテナンスしておくことで、燃費は大きく変わってくる。
タイヤにワックスをかけたり、ディーラーなどに点検に行った際に、タイヤの前後のローテーションも定期的にやっておきたい。理由は、タイヤはFRだとリヤ側が、FFだとフロント側の方が摩耗しやすいからだ。前後のタイヤを定期的に入れ替えることで、タイヤが長持ちするし、燃費向上に大きく影響するのだ。
ハイブリッドインジケーターで車の状態を把握し、エコドライブをする
ハイブリッドカーには、たいていどのメーカーのものにも、「ハイブリッドインジケーター」といった機能が搭載されている。
インパネの表示で現在の燃費を知らせる機能だ。常にこれを見ながら、燃費の良くなる走り方を意識すると、ハイブリッドカーのドライビングはより楽しくなるはずだ。
実燃費=走行距離÷入れたガソリンの量
実際の燃費は、
実燃費=走行距離÷入れたガソリンの量だ。
ハイブリッドインジケーターに出てくる燃費は、路面の状況やエンジンがかかっている時間など、いろんな要素が複雑に絡んでいるため100%信用できるわけではありません。
実燃費は実に単純なものであり、要するにどれだけのガソリンで何㎞走ったのか?というものなのです。
ハイブリッドインジケーターは、燃費向上するための参考にしていただくアイテムだと考えた方が良いでしょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回のお話は、大まかに言って、
●燃費を良くするためのハイブリッドカーの乗り方(ドライビング編)
●燃費を良くするためのハイブリッドカーの乗り方(小技編)
でしたね。
低燃費は、ハイブリッドカーの大きなメリットです。
ガソリン価格も上昇しており、家計にかかる負担は大きいでしょう。でも、ハイブリッドカーは乗り方一つで燃費が大きく向上しますし、乗り方はとても大事な要素なのです。今回のお話を参考にして戴けると幸いです。
実は、僕の30プリウスはエアコンを使わない時期は25㎞/ℓを記録するほど低燃費です。
ハイブリッドカーを低燃費にするための情報サイトは数多くありますが、ここでは他のサイトでは載せていない貴重な情報も公開していますので、是非ハイブリッドカーのドライビングに役立てて戴ければ幸いです。