この記事は約 8 分で読めます。
まだまだ人気の、ZVW30プリウス(3代目プリウス)です。
道路を走っていて、ZVW30プリウス(3代目プリウス)を見ない日は無いというほど、売れに売れた車だけに、当然かもしれませんね。
ただ、中古車をこれから探して買おうとしている方は、ちょっと注意が必要です。

30プリウス(3代目プリウス)の中古車は駆動用バッテリーとハイブリッドシステムの状態に注意すること!

ZVW30プリウス(3代目プリウス)の中古車を選ぶ際に気を付けたいところは、
・見た目の綺麗さだけで車を選ばない
・ハイブリッドバッテリーの状態を知った上で、購入を決めること
・過走行車や年式の古い車であっても、メンテナンスをしっかりしている車を選ぶこと
と言ったところでしょうか?この項目では、ZVW30プリウス(3代目プリウス)の中古車選びの際に、特に注意したい点についてお話しました。
ZVW30プリウス(3代目プリウス)の中古車を選ぶ際は、ハイブリッドバッテリーの状態に注意すること!
ZVW30プリウス(3代目プリウス)のように製造からかなりの年数が経過したハイブリッドカーの中古車を購入する場合、厄介なのが、駆動用ハイブリッドバッテリーやハイブリッドシステムの状態です。
車のリヤのハッチを開けて、フロアの板をはがしていくと、駆動用のハイブリッドバッテリーの姿を見ることができます。
ハイブリッドカーでない普通のガソリン車だと、走行距離や事故歴や修理歴の有無、水没車でないか?などの現状の車両の状態を確認するだけで済むのですが、年数の経過したハイブリッドカーで在るがゆえに、ハイブリッドバッテリーの状態は、中古車を選ぶ大切な要素の一つでしょう。
新品のハイブリッドバッテリーの価格
駆動用ハイブリッドバッテリーは、走行すればするほど、年式が古くなればなるほど劣化していくものです。これは、ハイブリッドカーの場合は仕方のないことでしょう。
ZVW30プリウス(3代目プリウス)の中古車を買ったのはいいものの、買ってそんなに経たないうちに異常ランプが点灯したとか、そういう話をよく耳にします。せっかく買ったのにとても残念なことですね。
劣化して使えなくなったハイブリッドバッテリーを新品に交換するとなると、たいていトヨタのディーラーでの交換となってくるのですが、工賃込みでの費用が20万円もの金額が必要になってくるのです。
中古車で買ってすぐに、このような事態になることだけは避けることができるように、中古車選びの際に、ハイブリッドバッテリーの状態を知ることは、とても重要な要素でしょう。
リビルトバッテリーの価格
高価な新品バッテリーの代替品として、中古バッテリーを再生したリビルトバッテリーが出回り始めています。これらは新品バッテリーの約半額近くで交換できたりします。新品が工賃込みで20万円ならば、その半額の10万円ぐらいが価格の相場のようです。
ただ、リビルトバッテリーをチョイスする際に注意したいのは、品質にバラつきがあり、リビルトバッテリーに交換したとたんに、異常ランプが点灯するなどの不具合が報告されていたりしている話も聞くのです。
「ハイブリッドバッテリーの交換が安く済んで良かった!」と喜ぶのもつかの間、そういうバッテリーをつかまされたユーザーはとても残念な思いをしなくてはならない。
ΔSOCの値に注意する!
ハイブリッドカーの中古車を選ぶ際に、ハイブリッドバッテリーの状態だけは知っておきたいですね。
ハイブリッドバッテリーの状態を知る方法は、「ΔSOC」の数値を知ることです。
ΔSOCとは?
ΔSOCとは:電池内部の電圧のバラつきを数値化したものです。バッテリーの劣化度を表すもので、20%以下で正常値、30%を超えると要注意、40%を超えると要交換と言われています。
トヨタのディーラーや、プリウス専門店、またハイブリッドカーを専門的に販売している中古車屋さんには、ΔSOCを計測する機器を持っています。
そういう機器を持っている業者さんで、ΔSOCの数値を測ってもらってから購入するのが良いでしょう。
ΔSOCを計測する機器を持っていない中古車屋さんで、車を購入することは避け、計測する機器を所有していて、計測を気軽にやってくれる業者さんから購入するようにしましょう。
ハイブリッドシステムの不具合の修理費
ハイブリッドシステムとは、ハイブリッドバッテリーだけでなく、モーターやハイブリッドカー独特の回生ブレーキなど、車がハイブリッドカーとしてのスムーズな動きをするための全体のシステムのことです。
これらが故障すると、だいたい20~30万円の費用がかかると言われていますので、要注意なのです。
ZVW30プリウス(3代目プリウス)の中古車を上手に買うポイント

僕がZVW30プリウス(3代目プリウス)を中古で買った時も、生産からすでに6年が経過していました。我が愛車ながら、よくこんな良い状態のクルマがあったものだと感心したものです。
今は、良い状態のクルマを探すのは困難になってきているでしょう。この項目では、できるだけ状態の良い車を探すコツについてお話しました。
価格が高い理由や安い理由を知っておく
ZVW30プリウス(3代目プリウス)は、最終型が2015年式の11月生産になります。
年式が古くなってきた車だけに、状態の良好な車両を探すのが多少難しいかもしれません。生産終了から既にかなりの年数が経過している車だということを理解して、中古車を探すのが大事になってきます。
中古車の価格は、年式、走行距離、グレード、付いているオプションなど、その車両の状態によってさまざまです。
走行距離の少なさだけで、中古車選びをしないこと!
僕は、今の愛車のZVW30プリウス(3代目プリウス)を選ぶ際に、走行距離が20,000㎞未満、高グレードの物を選んで購入しましたが、今そのような車両は極めて少なく、探すのが困難になってきています。
ただ、注意したいのは、中古車を探す際に、走行距離だけで車を選ばないようにすることです。理由は、最終型が2015年の車で、相当な年月が経過しているにもかかわらず、走行距離が少ないクルマは、状態の良しあしというよりも、走行距離の少ない理由が必ずあるのです。それがもしかすると良くない理由かもしれません。
大事なのは、その中古車が相場より高いか?あるいは安いか?の理由を知っておいた上で購入するかどうかを判断することだと思うのです。
高い安いには、必ず理由があります。それを知らないで、「安く買えてラッキー!」なんて喜んでいると、後でえらい目に遭って後悔することになるかもしれません。
できるだけ保証のあるディーラー中古車を選ぶ
ディーラーは、やはり自分のメーカーのクルマなので、品質の悪いものを販売する心配は無いに等しいと思います。
また、中古車であっても、ディーラーで販売されているものは、「1年間保証」などの保証が付いている場合がほとんどですので、安心して購入することができるでしょう。
それに、ディーラーだと、買った後のアフターケアやメンテナンスも心配がありません。普通の中古車屋さんで買うよりは値段が高い場合が多いかもしれませんが、その分だけ程度が良い中古車が多いですし、安心して買えるかと思うのです。
プリウス専門店の中古車を買う
プリウス専門店なら、状態の良い中古車を売っていることが多いです。
もともと状態の良くない車でも、良い状態に修理して販売しているお店が増えてきているようです。また、ハイブリッドシステムの点検やメンテナンスのノウハウにも長けているので、買った後のメンテナンスにも利用できますね。
かつては、「国民車」と呼ばれた車
ZVW30プリウス(3代目プリウス)は、「国民車」と言われるほど爆発的に売れた車なのです。だからこそ、販売終了から相当な年数が経過した今現在でも人気を誇っているのでしょう。
ZVW51プリウス(50系プリウス)もこれほどは売れなかったようですし、現行のMXWH60プリウス(5代目プリウス)も、車両価格が高くなって車格が上がったこともあり、ZVW30プリウス(3代目プリウス)ほどの販売台数は見込めないかもしれません。
そのようなこともあって、ZVW30プリウス(3代目プリウス)を上手にメンテナンスできて、状態の良い中古車を扱っている専門店が日本全国のあちこちに存在するのでしょう。
そういうショップから買うと、購入後にうまく維持していくのも容易に出来るので、良い選択かもしれませんね。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回のお話は、大きく分けて
・ZVW30プリウス(3代目プリウス)の中古車は駆動用バッテリーとハイブリッドシステムの状態に注意すること!
・ZVW30プリウス(3代目プリウス)の中古車を上手に買うポイント
でしたね。
まだまだ人気のZVW30プリウス(3代目プリウス)。
ここでの情報を参考にして戴いて、良い状態の中古車を探して下さい。


最終型が2015年の11月のクルマですので、良い状態の中古車を探すのが相当難しくなってきています。
でも、皆さんに失敗してほしくないので、ここでは、ZVW30プリウス(3代目プリウス)の中古車を買う際の注意点についてお話しました。