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国産のハイブリッドカーの新型が次々に登場する中、ホンダのハイブリッドカーは、他社と一線を画す車づくりで、話題になっているようですね。
そんな中、今回はFL4シビック(ハイブリッド)の試乗に行ってきました。

走りが気持ちいい!シビックe:HEVはハイブリッドとは思えないアクセルフィール

ホンダのハイブリッドシステムのe:HEV搭載のFL4シビックは、ハイブリッド搭載モデルでありながら、車で走る楽しさをとことん追求した、車好きのユーザーにとってはたまらない装備が満載です!
この記事を参考にして戴いて、これからハイブリッドカーの購入を検討中の方は、是非FL4シビックを試乗してみて戴きたい!
思わずアクセルを踏みたくなる!軽やかな加速フィールとエンジン音を効果的に使ったアクティブサウンドコントロール
ハイブリッドカーに慣れている人ほど、シビックe:HEVのアクセルフィールに驚くことと思います。
発進の際はモーター動力がメインの加速になるのですが、グイッとアクセルをあおって一気に加速しようとして、そのフィーリングに驚きました。
ハイブリッドカー独特のモタツキ感が全く無いのです!ハイブリッドモデルは、時速60㎞まではモーター出力のみで走る仕組みになっていて、電気自動車のような加速フィールを楽しむことができます。
ハイブリッド搭載車のFL4シビックには、「NORMALモード」「SPORTモード」「ECONモード」「INDIVIDUALモード」の4つの走行モードがある。せっかくなので、SPORTモードに入れて走ってみました。
速度が上がっていくにつれてエンジンの動力が加わって、力強い加速フィールを楽しめるのです。
そして、アクセルをベタ踏み、力強いエンジンの咆哮とともに、「フォーン」というスポーツカー独特の高性能エンジンのやたらと心地良い回転音がするのには驚きました。「これ、本当にハイブリッドカーか?」といった具合なのです。
助手席の営業担当が言うには、「アクティブサウンドコントロール」によるエンジン回転とシンクロした人工的な音をプラスすることで、ユーザーにとって気持ちの良い爽快な走りを楽しんでもらえるのだということなのです。
これは、車好きのオヤジにはたまらない装備ですね!こういう車造りのできるホンダは、車が好きなユーザーの気持ちがよくわかっていると感じました。
実に憎い演出なのです!
走るのが気持ちよく、楽しくって、ついついアクセルを踏んでしまったのです。
アクセルを踏みすぎて、助手席の担当営業の方から、「ここは警察の方の取締り区間なので、気を付けて下さいね。」と念を押されてしまうほど夢中になってしまいました。
まるでトルコンのようなフィーリング!「全開加速ステップアップシフト制御」
まるで、スポーツカーのような気持ちの良いフィーリングに手伝って、さらに驚く演出が待っていたのです。
このFL4シビックは、確かCVTだったはずです。SPORTモードでスピードを上げていくと、シフトアップしている感覚なのです。
まるで、高級スポーツセダンに搭載されている従来のトルクコンバーター搭載の、オートマチックトランスミッションみたいなのです。
これも担当営業の方が言うには、「全開加速ステップアップシフト制御」※といって、アクセル全開で強い加速を行う際に、エンジンの回転数を段階的に制御することによって、有段トランスミッションのような変速を実現しているのだそうです。
「CVTの間に結び目を作るような感じですね」と担当の方は言っていましたが、まさにその表現どおりなのです。
本当に気持ちの良い、爽快な走りを演出しているのが良いですね。こういう車好きのユーザーの気持ちがわかっているホンダは凄い!と脱帽せざるを得ないでしょう。
全開加速ステップアップシフト制御とは?
全開加速ステップアップシフト制御とは、CVT(無段変速機)搭載車で、アクセル全開時の強い加速を際立たせるための制御です。
エンジン回転数を段階的に高めることで、有段トランスミッションのようなリズミカルな変速感と、エンジンサウンドを演出します。これにより、加速感と一体感のある爽快な走りを演出します。
特徴
ホンダの車種に多く搭載されており、CVT車でスポーティな走りを楽しみたい場合に効果的です。 アクセル全開時にエンジンを高回転まで早く到達させることで、ダイレクトな加速感を得られます。 エンジン高回転域での変速により、エンジンサウンドと加速の調和を演出します。 強い加速を求められるシーン(追越しや合流など)で、リズミカルなエンジンサウンドと加速感を楽しめます。 ホンダのCVT車では、リニアシフトコントロールやブレーキ時ステップダウンシフト制御といった他の走行制御と組み合わせることで、より快適な走行体験を提供します。
加速時にタコメーターが出現!
また、アクセルをグイッとあおっていくと、減速時はスピードメーター左のデジタルグラフィックメーターが、バッテリーへの回生状況を示していたのが、加速時にはタコメータに変わるのです!
この演出はとても気分が良いです!僕のような、車好きのオヤジにはたまらない演出なのです。
山道が気持ちいい!クイックなコーナリング

試乗では、主に鎌倉山の山道を走りました。
鎌倉山は道が狭く、タイトなコーナーがいくつもあり、走り好きな方にはとても良いコースです。急な坂道やカーブでも、運転していて怖さはほとんど感じませんでした。とても良い足回りに仕上がっていますね。
低重心化でボディ剛性が向上、ハイブリッドの副産物か?
FL4シビックをドライブした印象は、とてもボディがしっかりしていてドッシリしているということです。
これは、ホンダのハイブリッドシステムであるe:HEVの搭載によって、リヤのボディ剛性が向上している成果だということです。
実際に走行した場所は鎌倉山なので、道が狭く、道路の舗装も古いので、決して走って気持ちの良い道路ではないのですが、車がとても高いレベルで安定していて、安心してドライブできました。
連続するカーブでも、フロントがスッと入っていき、それにリヤのタイヤがスムーズに追従するといったところでしょうか。狭い道のカーブでも怖くないのです。
硬めではあるが、嫌な突き上げ感の無い心地良いサスペンション
乗り心地の良さの原因は、ボディ剛性だけではありません。
ハイブリッドモデルのFL4のサスペンションは、他のガソリンモデル(1.5ℓ/VTEC&ターボ搭載モデル)よりも、マイルドに専用設計してあるといいます。
硬めのダンパーではありますが、嫌な突き上げ感も無く、段差や轍だらけの鎌倉山の道も気持ちよく走れますし、ちょうど良い硬さの足廻りだと感じました。
同じマルチリンクであっても、柔らかめに設計してあるのでしょう。僕の好みを言えば、もう少し硬めに振っても良かったのではないかと思うほど柔らかい足回りなのでした。
サスペンションの種類は、フロントがマクファーソン式ストラットで、リヤがマルチリンク式を採用しています。
リヤのサスペンションは、やはり独立懸架に軍配が上がると思います。僕の愛車のZVW30プリウス(3代目プリウス)のリヤサスペンションがトーションビームだけに、その乗り心地は雲泥の差でしょう。
タイヤ・ホイールサイズはちょっと頑張りすぎかも!?
採用されているタイヤサイズは、235/40ZR18 95Yで、かなり走りを意識したサイズになっています。
私見になりますが、この相当頑張った扁平サイズであっても、荒れた路面からの嫌な突き上げ感は無く、乗り心地にそう影響は無いものの、僕としては、もうワンサイズ小さめのものでも良かったのではないかと思いました。
タイプRのような、完全に走りに振ったモデルならともかく、少しでもラグジュアリー感を出して欲しい感はありますね。
下り坂が楽しい!減速セレクター
上の画像のハンドル横に設置してあるパドルシフトは、スポーツカーに採用される変速用のものではありません。
これは、「減速セレクター」といって、下り坂でアクセルをオフにしたときの減速の強さを4段階に調節できる機能なのです。
ハイブリッドカーながら、「bレンジ」の採用がないFL4シビックは、その代用としてなのか減速セレクターが採用されているのです。実際に操作してみると、これがまた楽しいですね!
例えが適当ではないかもしれませんが、まるで、マニュアル車に乗っている感覚を覚えて、気持ちが良いのです!
あの「車選びドットコム」で土屋圭一がレビュー!
実は、あのYouTubeの人気チャンネルの「車選びドットコム」でドリキンこと土屋圭一がシビックe:HEVをレビューしています。
土屋さんもベタ褒めで嬉しいですね。
実は、コストパフォーマンスに優れたシビックe:HEV

FL4シビックの特筆すべきところは、走りの良さだけではありません。
実は、他のメーカーがオプションとして設定するような豪華な装備が標準で装備されているのです。もちろんこれらは車両本体価格にコミコミでの価格です。車好きのユーザーさんに喜んでほしいというホンダの心意気が伝わってくるようです。
従来ならオプション設定される装備が標準装備!
走りの気持ち良さや爽快感ばかりを話してきたのですが、実は僕が今回のFL4の試乗での感想で、一番特述したかったのは、FL4シビックのコストパフォーマンスの高さなのです。
トヨタ車なら「TOYOTA Safety Sense」、日産車なら「プロパイロット」(装備によって名称はいろいろ)、のような運転支援システムがホンダ車なら「Honda SENSING」なのだが、これが標準装備なのです。
それだけではありません。運転席&助手席がパワーシートだったり、他のメーカーなら必ずオプション設定になるであろう「BOSEプレミアムサウンドシステム」が標準装備なのです。
オプションで付けないといけないものと言えばフロアマットぐらいでしょうか?
これだけの装備が付いて、車両本体価格が3,980,900円(税込)なのです。この価格が高いか安いかは、今までいろんな車を乗り継いできた方なら理解できるでしょう。本当にコストパフォーマンスに優れた一台と言えるのではないでしょうか。
このようなホンダの企業努力とも言える価格設定は、他社の同クラスのハイブリッドカーよりも一層、お買い得感があると思うのです。
それほど重要視していない燃費はなぜ?
FL4シビックの燃費はカタログ数値でWLTCモードで24.2㎞/Lです。
他社が30㎞/Lを表示する中、昨今では極端に低い数値ですね。これは、他メーカーのハイブリッドカーがひたすら低燃費を追求する傍ら、本来の車をドライブする楽しさを忘れてしまい、低燃費に偏ってしまって車好きのユーザーの思いをないがしろにしているのを戒めているような気がしてなりません。
それでも、実際に車を所有して、乗っていないとわかりませんが、実燃費に限りなく近い数値であれば、上出来の低燃費だと思うのです。低燃費を謳うよりも、走りの楽しさを追求しているのにもかかわらず、この低燃費を実現しているのは凄いと思いました。
他メーカーは、このホンダの心意気を見習って戴きたいと思いました。
FL4 シビック ギャラリー、主要諸元など
FL4シビック ギャラリー
主要諸元など
車名・形式:ホンダ・6AA-FL4
トランスミッション:電気式無段変速機
全長(m):4.550
全幅(m):1.800
全高(m):1.415
ホイールベース(m):2.735
トレッド(m)前後:1.535/1.565
最低地上高(m):0.135
車両重量(㎏):1.460
乗車定員(名):5
エンジン 最高出力(KW[PS/rpm]):104[141]/6,000
最大トルク(N・m[kgf/m]rpm):182[18.6]/4,500
電動機(モーター)最高出力(KW[PS/rpm]):135[184]/5,000‐6,000
最大トルク(N・m[kgf/m]rpm):315[32.1]/0‐2,000
燃料消費率(WLTCモード)(㎞/L):24.2
市街地モード(WLTCモード)(㎞/L):21.7
郊外モード(WLTCモード)(㎞/L):27.6
高速道路モード(WLTCモード)(㎞/L):23.4
動力用主電池:リチウムイオン電池
タイヤ(前後):23540ZR18 95Y
主ブレーキの種類・形式(前後):油圧式ベンチレーテッドディスク/油圧式ディスク
サスペンション方式(前後):マクファーソン式/マルチリンク式
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回のお話は、大まかに言って
●走りが気持ちいい!シビックe:HEVはハイブリッドとは思えないアクセルフィール
●山道が気持ちいい!クイックなコーナリング
●実は、コストパフォーマンスに優れたシビックe:HEV
●FL4 シビック ギャラリー、主要諸元など
でしたね。
FL4シビックは、ハイブリッドカーでありながら、走りの気持ちよさや車本来の楽しみ方をユーザーの方々にしてもらおうと頑張っているのが車づくりに現れています。
国産他社のハイブリッドカーの造り方とは一線を画したような戦略に、昔ながらの車好きのユーザーは喜んでいるでしょうね!
「百聞は一見に如かず」で、やはり試乗してみるのが一番だと思います。是非、自分で体感してみて下さい。



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今回の試乗で驚いたのは、従来のハイブリッドカーの造り方とは全く違う内容になっていることです。
こんなに走るのが楽しいハイブリッドカーは僕も初めて!
この記事を読むと、「是非試乗したい!」と言う方は多いのではないでしょうか。