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まだまだ人気のZVW30プリウス(3代目プリウス)です。
新型が発売されて久しいのですが、中には納車まで2年待ち!なんて事態になっていることもあるようですので、驚きですね。
それでも、ZVW30プリウス(3代目プリウス)の中古車をこれから探そうなんて方も実際に多いようで、驚いてしまうのです。

ZVW30プリウス(3代目プリウス)の後期型のグレードごとの違い


ZVW30プリウス(3代目プリウス)の後期型(マイナーチェンジ後)の標準装備は、グレードごとに明らかに差別化されています。
車のグレードごとの装備は、価格に比例すると言われるが、ここまで明確だと中古車を探す際に選びやすいと言えるかもしれないですね。
この項目では、グレードごとの標準装備の違いや新車時の価格についてお話しました。
ZVW30プリウス(3代目プリウス)後期型 サイズ
Gツーリングセレクションレザーパッケージ | Gツーリングセレクション | G | Sツーリングセレクション | S | L | |
全長 ㎜ | 4,480 | |||||
全幅 ㎜ | 1,475 | |||||
全高 ㎜ | 1,490※1 | 1,490 | ||||
ホイールベース ㎜ | 2,700 | |||||
トレッド(フロント)㎜ | 1,515 | 1,525 | 1,515 | 1,525 | ||
(リヤ) ㎜ | 1,510 | 1,520 | 1,510 | 1,520 | ||
最低地上高 ㎜ | 140 | |||||
室内(長) ㎜ | 1,905 | |||||
(幅) ㎜ | 1,470 | |||||
(高) ㎜ | 1,225※2 | 1,225 |
※1:ソーラーパネル付ムーンルーフを装着した場合は、1,505㎜となります。
※2:ソーラーパネル付ムーンルーフを装着した場合は、1,195㎜となります。
トレッドに関しては、GもSもツーリングモデルの場合は、タイヤ・ホイールサイズが17インチの扁平タイヤになるため、15インチホイール装着車に比べるとトレッドは狭くなります。
ZVW30プリウス(3代目プリウス)後期型 グレードごとの標準装備
Gツーリングセレクションレザーパッケージ | Gツーリングセレクション | G | Sツーリングセレクション | S | L | |
ホイール | 17インチアルミ (センターオーナメント付 ※1) |
15インチアルミ (ホイールキャップ付) |
17インチアルミ (センターオーナメント付) |
15インチアルミ (ホイールキャップ付) |
||
エクステリア | リヤバンパースポイラー | — | リヤバンパースポイラー | ー | ー | |
視界 | LEDヘッドランプ ※2 | ディスチャージヘッドランプ ※3 | LEDヘッドランプ | ディスチャージヘッドランプ | ハロゲンヘッドランプ ※4 | |
フロントフォグランプ | ー | ー | ー | |||
スーパーUVカットグリーンガラス・撥水機能付 フロントドアガラス |
UVカットグリーンガラス・撥水機能付 フロントドアガラス |
UVカットグリーンガラス フロントドアガラス |
||||
先進装備 | タッチトレーサーディスプレイ | ー | ー | ー | ー | ー |
操作系 | 本革巻きステアリングホイール | 本革巻きステアリングホイール | ウレタンステアリングホイール | |||
スマートエントリー(運転席・助手席・バックドア)&スタートシステム | スマートエントリー(運転席)&スタートシステム | ワイヤレスドアロックリモートコントロール+スマートスタート | ||||
ヘッドアップディスプレイ ※5 | ー | — | ー | ー | ー | |
レーダークルーズコントロール | クルーズコントロール | ー | ー | ー | ||
シート | 本革 | 上級ファブリック(スエード調)×合成皮革 | ファブリック(スエード調) | |||
運転席8ウェイパワー&助手席4ウェイ | 運転席6ウェイ&助手席4ウェイ | 運転席&助手席4ウェイ | ||||
照明 | イルミネーテッドエントリーシステム (フロント足元ランプ・ルームランプ・マップランプ |
イルミネーテッドエントリーシステム(ルームランプ・マップランプ) | ||||
収納 | 大型コンソールボックス (合成皮革巻き) |
大型コンソールボックス (ファブリック巻き) |
コンソールボックス |
補足説明
※1 センターオーナメント:ホイールのセンターキャップにホイールのブランドマークが入ったもの。純正ホイールなら、TOYOTAのマークや日産であれば日産のマークが入っています。
※2 LEDヘッドランプ:LEDライトを用いた車の前照灯のことです。
※3 ディスチャージヘッドランプ:従来のハロゲンヘッドランプに比べて、少ない電力消費量で約2~3倍の明るさを得ることができます。メーカーによって違いがあり、HIDヘッドランプ、キセノンヘッドランプと呼ばれることがあるようです。
※4 ハロゲンヘッドランプ:内部にガスが封入されていて、フィラメントが発光するタイプのヘッドランプ。白熱電球と同じく通電している間は熱を持つ性質があります。
※5 ヘッドアップディスプレイ:運転席前方のフロントガラスに、走行速度やナビなどの主要な情報が投影される機能のことです。もともとは軍用の戦闘機などに使うため開発されたもののようです。
上記の表を見て戴きますと、一目瞭然ですが、最上級グレードの”Gツーリングセレクションレザーパッケージ”とエコノミーグレードの”L”だと装備の充実度が全く違うのが確認できるかと思います。
ただし、下のグレードごとの価格表をご覧になると納得戴けると思いますが、車の装備の充実度は、グレードや価格次第で変わってくるのです。
これだけではありません。
選べるメーカーオプションやディーラーオプションの種類や、ボディカラーや内装色も、グレードによって選べたり選べなかったりするのです。
例えば、人気のボディカラーである”ホワイトパールクリスタルシャイン”や”フロスティグリーンマイカ”は最上級グレードの”Gツーリングセレクションレザーパッケージ”だと標準装備になっていますが、エコノミーグレードの”L”だとオプションの設定すら無いのです。
また、”ソーラーパネル付きムーンルーフ”の設定も”G”グレード以上でないと設定できないようになっています。
そこは、メーカーの施策ですので、仕方がないのかもしれませんね。
ZVW30プリウス(3代目プリウス)の後期型 グレードごとの燃費と新車価格
グレード名 | 燃費 | メーカー希望小売価格(消費税8%) |
L | 32.6㎞/L(JC08モード燃費) | 2,232,000円 |
S | 30.4㎞/L(JC08モード燃費) | 2,386,286円 |
Sツーリングセレクション | 30.4㎞/L(JC08モード燃費) | 2,592,000円 |
G | 30.4㎞/L(JC08モード燃費) | 2,592,000円 |
Gツーリングセレクション | 30.4㎞/L(JC08モード燃費) | 2,797,714円 |
Gツーリングセレクションレザーパッケージ | 30.4㎞/L(JC08モード燃費) | 3,435,428円 |
上記のグレードごとの価格をご覧になってわかるように、最上級グレードの”Gツーリングセレクションレザーパッケージ”とエコノミーグレードの”L”とでは、新車価格で120万円以上の価格差が生じています。
現行型のプリウスからすると、古くなったモデルとは言え、中古車市場ではまだまだ人気を博しているモデルなのです。
中古車ともなれば、走行距離や車両の程度の差はどうしても生じるものの、新車価格同様にグレードによる価格差は、どうしても出てくるのが現状です。
燃費を見てみると、エコノミーグレードの”L”だけは、装備が軽い影響で他のグレードに比べて燃費が良いというデーターが出ているのが確認できます。
グレードごとの標準装備の違いと価格差のバランスを見ながら、これからZVW30プリウス(3代目プリウス)の後期型の中古車を探そうと言う方は、是非参考にして戴ければ幸いです。
ZVW30プリウス(3代目プリウス)の後期型 中古車を買うならどのグレードがいいか?の判断基準


ZVW30プリウス(3代目プリウス)はグレードごとの装備の違いがはっきりしています。この項目では、「自分に向いているのはどのグレードか?」にポイントを置いてお話しました。
とにかく安く抑えたい、装備は必要最低限で良いと言う方はグレードL
一番エコノミーなグレード”L”は、装備は他のグレードに比べるとどうしても少ないのは否めませんが、価格が安いことがメリットとして大きいです。
グレード”L”がオススメの方は、以下の表に該当する方だと僕は考えています。
グレード”L”を買った方が良いと思われる方 | ・装備はどうでもよい、とにかく車両価格を安く抑えたい。 ・個人事業主などで仕事で車を使用したい。 ・大人が余裕で乗れる大きさで、なおかつ燃費の良い車が欲しい。 |
安く抑えたいが、そこそこの装備は欲しいと言う方はグレードS
”Sグレード”は、そこそこ標準的な装備を備えているグレードです。
価格と装備のバランスがちょうど良いという特徴からなのか、市場では一番台数が多く出回っているとされるグレードになりますね。
上級グレードのような高級感はありませんが、普段の使用には十分な装備が装着されています。
グレード”S”を買った方が良いと思われる方 | ・まあまあ納得できる装備が欲しい。 ・数多く出回っている車両の中から、できるだけ状態の良い(走行距離など)車両を探したい。 |
充実の装備が欲しいと言う方はグレードG
価格は高めでも良いから、とにかく充実の装備と高級感が欲しいと言う方は、”G”グレード以上のものを選べば良いでしょう。
実は、僕の愛車は”Gツーリングセレクションレザーパッケージ”です。中古車で入手して、早4年以上乗っていますが、僕は上級グレードを選んで良かったと思っています。
高級感だけでなく、”プリクラッシュセーフティシステム”などの安全装備が充実しているのが嬉しいですね。
グレード”G”以上を買った方が良いと思われる方 | ・とにかく高級車並みの装備が欲しい。 ・安全のための装備が充実している。 ・価格が多少高くても大丈夫。 |
SとGのツーリンググレードはスポーティーな見た目と、走りを求めたい方向け
ツーリンググレードの主な標準装備
17インチタイヤ&ホイールリヤバンパースポイラー
LEDヘッドランプ
SとGのツーリンググレードになると、タイヤが215/45R/17インチで、ホイールが17インチの7Jとなり、見た目と走りが向上します。
また、リヤバンパースポイラーが装備されたり、ヘッドランプがLEDになります。
ただ、タイヤ&ホイールが17インチとなりますと、乗り心地が多少ハードになり、路面の段差の突き上げ感が強くなるので、柔らかい乗り心地を好まれる方は、ツーリンググレードは避けた方が良いかもしれません。
一般道なら、まだ良いのですが、古くなって舗装の荒れた高速道路を走ると、車が跳ねて暴れるのです。
僕の地元にある「保土ヶ谷バイパス」はかなり道路が古くなっているせいか、ところどころ路面が相当荒れています。そこを走らせると、車が跳ねてスピードがあまり出せないのです。
これは、ホイールが17インチだけのせいではなく、サスペンションが「トーションビーム」ということも要因としてあるのでしょう。
その横を、ZVW50プリウスや、(4代目プリウス)や60系プリウス(MXWH60プリウス)が悠々と追い抜いていくのです。
ZVW50プリウス(4代目プリウス)や、ZVW30プリウス(3代目プリウス)は、大径ホイールを履いていても、サスペンションが「ダブルウィッシュボーン」なので、余裕でスピードが出せるのです。なんだか悔しいですね。
グレード”Sツーリングセレクション””Gツーリングセレクション”を選んだほうが良いと思われる方 | ・見た目や走りにスポーティーさを求めたい。 |
また、ヘッドランプがLEDとなるため、ハロゲンランプのように熱を放出しないしくみのLEDには、ヘッドライトウォッシャーが付いています。

上記の画像のようにヘッドライトウォッシャーカバーと17インチの純正ホイールが、ツーリンググレードの証です。
普段は使用することがほとんど無いヘッドライトウォッシャーですが、雪が降って、ライトに積もった雪を溶かしたいときはとても重宝します。僕が住んでいる神奈川県は、ほとんど雪が積もることはありませんがね。
最上級グレード!Gツーリング レザーパッケージの充実の装備
他のグレードには無い!Gツーリングセレクションレザーパッケージの標準装備
タッチトレーサーディスプレイヘッドアップディスプレイ
レーダークルーズコントロール
本革シート
大型コンソールボックス(合成皮革巻)
最高級グレードの「Gツーリングセレクション レザーパッケージ」には、上記の装備が標準装備です。
特に、本革シートと、フロントガラスにスピードメーターのスピード表示や、現在走行中の道路のレーンガイドが表示されるのは嬉しい装備ですね。快適さと安全性を考慮した装備で、乗っていて気持ちが良いです。
ただ、中古車となると極端にタマ数が少なくなるグレードですので、このグレードを探している方で、インターネットで検索してヒットした場合は、試乗しにいくことをオススメします。
まとめ

いかがでしたでしょうか。
新型が発売されて、納車まで2年待ちという方もおられるぐらい人気ですが、ZVW30プリウス(3代目プリウス)もまだまだ人気があることにとても驚かされますね。
これからZVW30プリウス(3代目プリウス)の中古車を探そうとお考えの方は、今回は後期型だけのお話でしたが、ZVW30プリウス(3代目プリウス)の後期型の、現オーナーの僕の意見ですので、必ずお役に立てると思います。
是非、参考にして戴ければ幸いです。
僕は、ZVW30プリウス(3代目プリウス)の後期型に乗っています。
今回は後期型に限ってのお話になりますが、これからZVW30プリウス(3代目プリウス)の中古車を探そうとしている方は、グレードの違いによる中古車の選び方の判断基準もお話しています。
是非参考にして戴ければと思います。