車検を依頼するなら、認証工場と指定工場のどっちがいいの?具体的な違いや特徴、どっちに依頼すべきかの判断基準を徹底解説!

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車検をどこに依頼するか迷ったことはありませんか?

「認証工場」と「指定工場」はどちらも車検整備をしてくれる場所ですが、できることや利便性、費用面で違いがあります。誤った選択をすると、余計な費用や手間が増えることもあるため、正しい違いを理解した上で依頼先を決めることが大切です。

本記事では、両者の特徴・メリット・デメリット、そしてあなたの状況に合った判断基準をわかりやすく解説します。

認証工場と指定工場の違いとは?設備・検査方法・手続きの違いを解説

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車検を受けられる工場には「認証工場」と「指定工場」があります。

どちらも分解整備や点検は可能ですが、車検の実施方法や設備、人員体制で大きな違いがあります。この章では、両者の「仕組み」「できること」「設備や資格の違い」を丁寧に比較していきます。

以下に、両者の主な違いを一覧表でまとめました。

比較項目 認証工場 指定工場
車検の実施場所 陸運支局に持ち込みが必要 工場内で車検が完結できる
車検検査員 不在でもOK(検査は陸運局) 工場内に自動車検査員が常駐
検査設備 一部検査機器のみ 検査ラインが完備されている
所要時間 陸運局への移動や予約で時間がかかる 即日車検・短時間で済む場合も多い
費用 人件費・設備費が少ない 若干割高になることも
カスタム車対応 柔軟なケースもある 保安基準外の車は断られる場合も

どちらの工場にもメリット・デメリットがありますが、「車検のスピードを重視したい」「その場で完了させたい」場合は指定工場、「費用を抑えつつ柔軟に相談したい」場合は認証工場がおすすめです。

 

認証工場とは?

認証工場とは、地方運輸局長から自動車の分解整備整備事業の認証を受けた整備工場のことを指して言います。認証工場では、自動車の特定整備(ブレーキやエンジンなど、その他の装置の分解・整備など)を行うことができます。

認証工場の認証を受けるための条件

①2級整備士がいること
従業員が2~4名の場合、2級整備士が1名
従業員が5~8名いれば、2級整備士が2名

②定められた工場、車両の規模が確保されていること

③指定された機器や備品が確保されていること

④工場所在地、工場に関する法令に抵触していないこと

認証工場の認証を受けるための条件は以上になります。

また、車の分解整備を行うことができる認証工場では、「原動機」、「動力伝達装置」、「走行装置」、「操舵装置」、「制動装置」、「連結装置」というパーツや部品の取り外しや整備、改造を行うことができます。

このような車の整備を行いながら、車検の受付をしている工場も多くあります。

ただ、認証工場に車検を依頼した場合、認証工場は自社の工場で車検を行うことはせず、運輸支局や自動車検査登録事務所(車検場)に車両を持ち込んで、検査を受けます。理由は、認証工場は自社の工場(作業場)には車検を行う機器を保有しておらず、車検を行うことができる検査ラインを保有していないからです。

 

認証工場を示す黄色(関東運輸局の例)

出典:国土交通省 認証工場と指定工場の違い

指定工場とは?

指定工場とは、自動車の整備・点検を地方運輸局長から認められた工場のことを言います。なおかつ工場内で車検を実施できる工場であり、別名「民間車検場」とも呼ばれます。

指定工場になるためには、地方運輸局長による指定を受けなければなりません。指定工場になるための認定基準はとても厳しく、設備の充実度や技術面で認められなければなりません。

指定工場になるための基準

①車検を実施するための作業機器や検査施設の充実

②検査を実施する自動車検査員の配備

 

指定工場を示す青色(関東運輸局の例)

出典:国土交通省 認証工場と指定工場の違い

認証工場と指定工場の違いについて

認証工場と指定工場との具体的な違いを「作業場」「設備」「必要な人材」に分けてまとめてみました。

認証工場 指定工場
作業場 車両整備作業場
点検作業場
部品整備作業場
車両置き場
車両整備作業場
点検作業場
部品整備作業場
車両置き場
完成検査場
設備 点検整備に必要な機器 点検整備に必要な機器
検査に必要な機器
必要な人材 2級整備士がいること
・従業員が2~4名の場合、2級整備士が1名
・従業員が5~8名いれば、2級整備士が2名
自動車検査員が1名いること
2級整備士がいること
工員が4名以上いること
従業員が多い場合、うち1/3以上が1~2級の整備士であること
自動車整備主任者の届け出を提出していること

認証工場と指定工場の具体的な違いは以上の表の通りですが、

・作業場での具体的な違いは、「完成検査場」の有無にあります。車検のための場所があるかどうかの違いです。
・設備面での具体的な違いは、「検査に必要な機器」の有無にあります。やはり車検のために必要な測定機器などを所有しているか否かになります。
・必要な人材での大きな違いは、「自動車検査員」がいるかどうかです。

自動車検査員の業務は、車検を受けた車両が「道路運送車両法」で定めれた基準を満たしているかを検査する「完成検査」を行うことです。自動車検査員がいなければ、工場内で車検を実施することができないのです。

これらが、認証工場と指定工場の具体的な違いになります。

 

認証工場と指定工場のどっちを選ぶべき?車検の目的別おすすめ判断基準

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「認証工場」と「指定工場」について基本が分かったところで、次は“あなたに合った選び方”について考えてみましょう。

単純に安さだけではなく、時間・利便性・車の状態や改造点・信頼性なども判断材料になります。以下では、両者のメリット・デメリットを整理しながら、具体的な判断基準を紹介します。

認証工場のメリットとデメリット

認証工場の場合は、車検費用が指定工場に比べて安く設定される傾向があるようです。ただ、認証工場は車検に必要な設備や人材を確保していないこともあり、工場内で車検を実施することができないため、運輸支局や自動車検査登録事務所まで車両を持ち込んで検査を受けなければなりません。

ですので、指定工場で車検を実施するよりも時間を要します。

また、認証工場は指定工場と違い、小規模な家族経営や個人経営の工場が多いので、地元での固定の顧客を多く抱えているかが経営の良し悪しを左右します。口コミ等で、評判が良い工場があれば、車検を依頼してみるのが良いかもしれません。

 

指定工場のメリットとデメリット

指定工場は、工場内で車検を実施する設備や人員を要しているため、工場内での車検実施が可能です。そのため、即日で車検を実施でき、短期で車検を終わらせたい方なら、指定工場に車検を依頼すると良いでしょう。

また、万が一、車検に通らない車両を合格にしたことが発覚した場合、「営業停止」処分になってしまいます。そのため、指定工場のほうが認証工場に比べて検査基準に厳しい傾向にあります。整備不良の車を出さないようにしているため、指定工場は安心だという意見もあります。

それらに対して、チューニングやカスタマイズを施したグレーゾーンな車両は、認証工場のほうが車検にパスしやすい傾向にあります。車検の検査項目の中には、合否の判断基準があいまいなものもあり、そういったグレーゾーンの項目の箇所は、指定工場では不合格になるケースが多いようです。

車高やマフラーなど、改造を施した車は、認証工場のほうが車検には通りやすいのかもしれません。

 

 

まとめ|自分に合った車検工場の選び方を見極めよう

「認証工場」と「指定工場」はどちらも国の基準を満たした信頼できる整備工場ですが、車検の進め方や費用、所要時間に違いがあります。

  スピード重視・その場で完結させたい人 → 指定工場がおすすめ
  費用重視・じっくり整備相談したい人 → 認証工場が向いている

どちらが「良い・悪い」ではなく、あなたのライフスタイルや車の使い方に合った選択をすることが大切です。

また、初めて利用する工場であれば、事前に見積もりや対応内容を確認することも失敗しないポイントです。
この記事を参考に、安心して車検を依頼できる整備工場を見つけてください。

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