フロントガラスのヒビは車検に通るのか?放置しておくと危険!ヒビや傷の原因や対処法を徹底解説!

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フロントガラスに何らかの原因でヒビや傷がある場合、車検は大丈夫なのでしょうか?

ライター

以前に聞いたことがあるのですが、フロントガラスのヒビは程度によっては車検に合格する場合もあるということなのです。でも、ヒビがあるまま運転すると危ないのでは?と単純に僕は怖いのですが…。

今回は、フロントガラスの車検での合否の基準や、ヒビや傷がつく原因、ヒビや傷の対処法についてお話しました。

フロントガラスのヒビが車検に通るか通らないかは、検査員の判断次第

ライター

ヒビが入ったり、割れたりしているフロントガラスをそのままにしているのを見ると、「危ないな!」と思ってしまいます。

割れたりヒビが入ったフロントガラスは基本的には車検には通らないのですが、ケースバイケースによって車検の合否があるようです。

この項目では、車検でのフロントガラスの検査基準についてお話しました。

車検でのフロントガラスの検査員の検査基準

車検におけるフロントガラスのヒビは、車検に大きく影響します。実際の車検での検査員の判断では、運転者の視界がきちんと確保されているか?と、十分な強度を保持しているかが基準となります。

それらの基準を満たしていないと検査員が判断すると車検には不合格になります。

フロントガラスの審査基準は以下の通りです。

損傷した場合においても運転者の視野を確保できるものであること
容易に貫通されないものであること

国土交通省 道路運送車両の保安基準の細目を定める告示【2010.3.29】〈第三節〉第 195 条(窓ガラス)

 

損傷した場合においても運転者の視野を確保できるものであること

もし、フロントガラスにヒビが入っていても、それが運転席側ではなく助手席側であって、運転するのに特に支障が無いと検査員が判断すれば、車検には通ることも十分にあります。

逆に、ほんのわずかなヒビであっても、運転席の正面にヒビがあって、それが運転者の運転に支障を来すようなものと判断されれば、車検は不合格になるでしょう。

 

容易に貫通されないものであること

フロントガラスは衝撃緩和と強度を兼ね備えた構造となっており、住宅に採用されている窓ガラスとは製造方法が違います。UVやIRカット率、断熱度が高い高機能ガラスや、割れにくい合わせガラスや強化ガラスなどがあります。

そのため、ガラスに何かが当たっても、簡単に貫通することはありません。ただ、車検においてフロントガラスがドライバーの視界は確保できても、強度が確保できないと検査員が判断すれば、車検は不合格になるでしょう。

 

フロントガラスにヒビが入る原因

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フロントガラスにヒビが入る原因は実に様々です。

僕は、車のフロントガラスが割れているのは事故以外にはあまり見たことがありませんが、実際にはヒビが入ってしまうケースが多くあるのです。ヒビの原因はどのようなものがあるのでしょうか?

 

トラックやダンプカーの砂利や落下物、飛び石や跳ね石

高速道路を走っていると飛び石や跳ね石がたくさん飛んでくることがあります。

特に、首都高の湾岸線は、路面が荒れていたり大型トラックなどが数多く走っているため、その跳ね石や飛び石が飛んでくることが多いのです。

また、前方を走っているダンプカーやトラックからの砂利や落下物を避けきれずに、フロントガラスにヒットしたり不可抗力によってフロントガラスにヒビが入ることがあります。

高速道路を走る際に、前方にトラックやダンプカーを見かけた場合は、十分な距離を取るとか車線を変えるなどして、落下物などを避けるようにしましょう。

 

凍結

寒い朝、凍結したフロントガラスの霜を溶かすために熱湯をかけることがあるかと思います。今から出勤という慌ただしい朝には、あわてて熱湯をかけてしまい、その急激な温度変化によってガラスが変形してヒビが入ることがあるのです。

また、凍結したガラスを無理矢理ワイパーを使って除去しようとするとガラスに傷がつくことがあります。凍結したガラスを溶かすには、決して熱湯を使わずにぬるま湯や氷解スプレーを使用するようにしましょう。

 

洗車時の水

信じられないかもしれませんが、洗車時の水によってガラスにヒビが入ることがあります。

特に、真夏の炎天下で洗車をするときは、フロントガラスの表面は灼熱の太陽の熱によって非常に高温になっています。そこに水をかけてしまうと、急激な温度変化によってガラスに大きな負担がかかります。

ガラスに欠けがあったところだと、そこからヒビになって傷が大きくなってしまう可能性があるので注意が必要です。

 

フロントガラスのヒビや傷の対処法

ライター

車のフロントガラスにヒビが入っていたら、車検に合格するか否かに関係なく、リペアするべきだと僕は思います。

傷の大小にかかわらず、フロントガラスのヒビや傷を放置していたら運転する際に危険ですし、放置して良いことは何もないからです。

この項目では、フロントガラスのヒビや傷の対処法についてお話しました。

自分でリペアキットを使って修理する

フロントガラスのちょっとした欠けや傷であれば、市販のウィンドウガラスリペアキットを使って自分で修理することができます。

リペアキットはカー用品店やAmazonや楽天の通販でも買うことができます。放置することなく、自分で直してみましょう。意外と簡単にリペアできたりするものです。

 

専門業者に修理を依頼する

5円硬貨で隠れるぐらいの大きさの傷であれば、リペアできる可能性があります。

ただし、それぐらいの大きさの傷になると自分でDIYでは難しいかと思われるので、リペア専門業者に依頼するのが良いでしょう。

依頼するお店にもよりますが、施工時間は30分~1時間ぐらいでリペア出来たりするようです。(僕は依頼したことがありませんが)

 

フロントガラスを新品に交換する

ガラスの傷がガラスの縁から15㎝以内、もしくはガラスの下から30㎝以内の場合は、リペアがそもそも行えないため、ガラスごと交換が必要になります。

先述しましたが、車のフロントガラスは住宅の窓ガラスと違い、特殊なので高額になる場合が多いのです。普通車だと工賃も含めて10万円以上は覚悟しておいたほうがよいかもしれません。

でも、交換せずにそのまま放置すると大けがにつながる危険がありますので、費用を惜しむことなく交換することをおすすめします。

車は動くものです。動くことによって路面からの衝撃や風による風圧もありますし、傷ついたフロントガラスをそのままにして運転を続けると危険極まりないと僕は思います。

衝撃によって傷はさらに広がり、通常であれば割れない強度のフロントガラスが傷が広がることで簡単に割れてしまうのです。そうなる前に、きちんと修繕をしておくことをおすすめします。

 

まとめ

ライター

いかがでしたでしょうか?

今回のお話は、大まかに言って、

でしたね。

フロントガラスのヒビは、車検に通る通らないにかかわらず、そのまま放置しておくと、運転していてとても危険です。僕なら、ヒビが入っているのを確認すれば、リペアではなく迷わず交換するでしょう。

フロントガラスに限らず、愛車の状態に少しでも懸念があるとすれば、しっかりメンテナンスをして安全に運転できるように心掛けましょう。

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