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今回の試乗は、いつもとちょっと違いました!
理由は、国産のハイブリッドカーではなく、欧州車のハイブリッドカーなのです。
対象車両は、ルノー ルーテシア E-TECH-FULL-HYBRIDです。

まるでホットハッチだ!走り・加速・燃費の良さの三拍子そろったコンパクトハイブリッド
グレード:E-TECH-FULL-HYBRID レザーパック
ボディカラー:ブルーアイロンメタリック

フランス車のハイブリッドカーに乗るのは初めてだったのですが、まるでハイブリッドカーとは思えないほどのレスポンスの良いエンジン、軽快な足回りなど、ここでは特筆しきれないほどスポーティーな走りを満喫しました。
ハイブリッドとは思えないスムーズな加速
ルーテシアの走りは結論から言って、ハイブリッドとは思えないほどスムーズで楽しい車でした。
僕が今まで乗ってきたハイブリッドカーの特徴は発進⇒加速⇒速度キープに至るまで、モーターとエンジンの切り替わり具合がわかるような感じだったのですが、ルーテシアはそれがわからないぐらいスムーズなのです。
営業が言うには、40㎞/hまではモーターのみの走行で、それ以上の速度になるとエンジンが始動しモーターとエンジン両方の走行になるのだと言うことでした。
でも、感じたのは、ハイブリッドカー独特の加速時のモタツキ感がほとんど無く、スムーズに加速していくのです。しかも、アクセルを強くあおると、鋭い加速が味わえるので、まるでスポーツカーのフィーリングなのです。
過去に僕が乗ったことがあるEF9シビックや92トレノ(古い!)などの国産テンロクハッチバックなどに勝るとも劣らぬ、実に気持ちの良い加速感なのに驚きました!
正直、試乗する前は、ハイブリッドにありがちなモッサリした乗り味だと侮っていました。その既成概念を良い意味で裏切ってくれたのは、嬉しいことですね。
これは素晴らしいクルマだと思います!
綿密なメカニズムの独自ハイブリッドシステムの心地よい走り
それにしても、この車はとても乗り心地が良いのです。
ルーテシアE-TECH-FULL-HYBLIDの乗り心地の良さの秘密は、ルノー独自のハイブリッドシステムであるE-TECHにあると言います。。
メインモーターであるEーモーターとHSG(ハイボルテージスターター&ジェネレーター)の2基の電気モーターと1.6L16バルブDOHCエンジンで構成されるパワートレーンに、新開発の電子制御ドッグクラッチ マルチモードATを組み合わせたバランスの良さから生まれるものだそうです。
ドライブした感想は、低速・中速・高速の全速域においてスムーズなレスポンスだったことです。
また、ルーテシア E-TECH-FULL-HYBRIDの特筆すべきことは、高速域の巡航時は国産のハイブリッドカーと同様、エンジンのみの走行ですが、追い越しなどの加速が必要な場面では、モーターアシストがあることなのです!
制限速度が130㎞/hの、フランスの高速道路を想定して開発されたのです。
国産のハイブリッドカーは、高速巡行時の追い越し時であっても、モーターアシストはありません。エンジンのみの走行になるのです。
国産のハイブリッドカーには無い特徴であり、欧州車ならではの爽快なドライブが楽しめるのでしょう。
残念ながら、今回の試乗では高速道路を走行する機会が無く、実際に試すことができませんでしたが、こんなハイブリッドカーならドライブが楽しくて仕方無いことだと思います。
ここまで爽快なフィーリングは、国産のハイブリッドカーではなかなか味わえないですね。
燃費は無煙プレミアムガソリン(ハイオク)で実燃費が18km/L~19km/Lぐらい
ハイブリッドカーなら気になる燃費ですが、カタログ数値ではWLTCモードで25.2km/Lとなってはいるが、担当営業の方によると、実燃費は18~19km/Lぐらいだと言います。しかも、レギュラーガソリンではなく、ハイオクを入れての燃費なのです。
この数値は国産のハイブリッドカーにはだいぶ劣りますが、ルーテシア E-TECH-FULL-HYBRIDを購入する方は、燃費は二の次でしょう。
燃費を一番気にするのなら、国産のコンパクトハイブリッドカーを買えばいいのですから。
変速ショックの無いドッグクラッチのスムーズさ!
ドッグクラッチとは、「噛み合いクラッチ」や「確動クラッチ」とも呼ばれ、クラッチに付いている爪が犬の歯ににていることが名前の由来です。
これは凄い!F1仕込みの電子制御ドッグクラッチ
担当営業に聞くと、従来のATで採用が多い「トルクコンバーター」とは全く違う機構で、トルクコンバーターのように摩擦で動力を伝える手法ではなく、干渉によって2つの回転するシャフトを連結するクラッチなのです。
特筆すべきは、F1仕込みとも言われる電子制御ドッグクラッチは、エンジン側に4速、モーター側に2速のギアを持ち、合計12通りの組み合わせできめ細かい変速とダイレクトな加速を実現させているのです
要するに、従来のATの変速ショックがほとんど無く、しかも滑らないのが特徴なのです。
だから、トルクコンバーターのように滑らないので、アクセルを踏んだ分だけほとんどロス無く、動力を伝えられる画期的なトランスミッションなのです。まるでMT車のようですね。
安心して運転できる高いボディ剛性

良く吹け上がるレスポンスの良いエンジンやドッグクラッチのスムーズさ以上に驚いたのが、ガッシリしたボディ剛性やクイックなハンドリングでした。
皆さんにもぜひ、乗ってみてほしい!
CMFーBプラットフォームの採用によるボディ剛性
ルーテシアE-TECH-FULL-HYBLIDの乗り心地の良さ秘密は、他にもあります。
それは、ルノー・日産・三菱の三社のアライアンスによって開発されたCMF-Bプラットフォームです。
E-TECH-FULL-HYBLIDや電子制御ドッグクラッチ、マルチモードATの搭載を想定して設計されたプラットフォームなのです。
この車は、コンパクトカーであっても車両重量が1,310㎏と昨今の車にしては軽いほうでしょう。同じぐらいの車両重量の車なら日産のオーラですが、ここまでの安定感はありませんでした。
多様性の高いプラットフォームの採用も、上質な乗り心地に貢献しているのです。
クイックで安定したハンドリング
ハンドリングはとてもクイックでした。
ホイールベースの短いコンパクトカーの特徴かもしれませんが、ハンドルを切った方向にフロントがスッと入っていき、リヤタイヤがうまく追従するのは、運転していてとても気持ちが良いのです!
スポーツカーではないが、スポーツカーに負けないぐらいのクイックなハンドリングで、ドライブが楽しいハイブリッドカーですね!
リヤサスペンションがトーションビームなのが残念!
良いことばかりではありません。
横浜の道路は、坂道が多く舗装が古いところが多いため、路面がところどころで荒れています。
ちょっとした段差や轍を踏むとリヤの突き上げが多少気になりました。
それもそのはずで、リヤのサスペンションがトーションビーム式サスペンションなのです。これは、ルーテシアだけでなく、人気のホットハッチであるメガーヌR.Sもトーションビーム式なのです。
国産の安価なコンパクトカーじゃないのですから、ここはもう少し乗り心地やハンドリングにこだわって、マルチリンクかダブルウィッシュボーンとかの独立懸架式にしてほしかったです。でも、ルーテシアもメガーヌR.Sもホイールベースが短いので、トーションビームであってもそれほど気にならないのかもしれませんね。
おそらく、保土ヶ谷バイパスのような荒れて古い道路を高速走行すると、リヤがポンポンと跳ねてしまうかもしれませんね。
ギャラリー
型式:5AA-BJAH4MH
全長×全幅×全高(㎜):4,075×1,725×1,470
ホイールベース(㎜):2,585
トレッド[前/語](㎜):1,505/1,495
最低地上高(㎜):135
車両重量(kg):1,310
定員:5名
エンジン最高出力:67KW//5,600rpm
最大トルク:144N・m/14.7kgm・f/3,200rpm
メインモーター最高出力:36KW/49PS/1,677‐6,000rpm
最大トルク:205N・m/20.9kgf・m/200-1,677rpm
サブモーター最高出力:15KW/20PS/2,865‐10,000rpm
最大トルク:50N・m/5.1kgf・m/200‐2,865rpm
ブレーキ(前):マクファーソン/コイルスプリング
(後):トーションビーム/コイルスプリング
タイヤ 前/後:205/45R17
ホイールサイズ 前/後:7.0J×17インチ
燃料消費率(WLTCモード):25.2km/L
市街地モード:21.9km/L
郊外モード:26.2km/L
高速道路モード:25.5km/L
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回のお話は、大まかに言って、
●まるでホットハッチだ!走り・加速・燃費の良さの三拍子そろったコンパクトハイブリッド
●安心して運転できる高いボディ剛性
でしたね。
僕も欧州車のハイブリッドカーの試乗は、今回が初めてだったのですが、国産のハイブリッドカーでは味わえないような良い特徴があって、本当に良い車だなあと感心しました。
ドライブが楽しい車だと思うので、皆さんにも是非試乗してみて戴きたい。

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ルノーの車と言えば、メガーヌR.Sが人気が高く、日本でも多く売れているのですが、今、欧州車のハイブリッドカーの中でも、燃費が良く話題のハイブリッドカーが、今回のルーテシア E-TECH-FULL-HYBRIDなのです。
実際に僕が試乗してみて、良い意味で裏切られた点も多く、是非皆さんにおすすめしたい一台ですので、是非この記事を参考にして下さい。