車検を自分で行う「ユーザー車検」の特徴やメリット・デメリット|ユーザー車検の一連の流れや一発合格のための必勝法を徹底解説!

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「車検って、やっぱりお店に任せるしかないの?」
実は、車検は個人でも行える方法=ユーザー車検という選択肢があります。
陸運支局に自分で車を持ち込み、検査を受けるこの方法は、費用を大幅に抑えられることで注目されています。

しかし、初めての方にとっては「手続きが難しそう」「落ちたらどうしよう」と不安もあるはず。

そこでこの記事では、ユーザー車検のメリット・デメリットから、予約方法・必要書類・当日の流れまでを徹底解説。
一発合格のためのポイントも紹介しますので、「初めてのユーザー車検」に挑戦する方はぜひ参考にしてください。

ユーザー車検とは?特徴と他の車検との違い

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ユーザー車検とは、車の所有者本人が陸運支局で直接車検を受ける制度のことです。
通常の車検は整備工場やディーラーに代行してもらうのが一般的ですが、ユーザー車検では手続きから検査までをすべて自分で行います。

最大の特徴は、費用が安く済むこと。整備費や代行手数料がかからないため、車検にかかる総費用を数万円単位で抑えることも可能です。

ただし、そのぶん事前準備や当日の段取りが重要になってきます。ここでは、ユーザー車検の基本的な仕組みと、ディーラー車検や認証工場との違いをわかりやすく整理します。

ユーザー車検とはどのようなもの?

ユーザー車検とは、車の所有者本人が、整備工場などを介さずに直接陸運支局で車検を受ける方法のことです。
正式には「持ち込み検査」と呼ばれ、予約・書類提出・検査ラインでの対応まで、すべて自分自身で行うのが特徴です。

本来、車検(継続検査)は誰でも受けることができ、必ずしもディーラーや整備工場を通す必要はありません。
ユーザー車検は、車にある程度詳しい人や、費用を抑えたい人に人気の方法となっています。

項目 ユーザー車検 業者車検(ディーラー・整備工場)
手続き 全て自分で対応 業者が代行してくれる
整備 原則、事前に済ませておく 点検・整備込みが多い
費用 安い(1~3万円台も可) 割高(代行料・整備費含む)
難易度 やや高め(初回は不安) ほぼおまかせでOK

 

「車検は業者に任せるもの」という先入観があるかもしれませんが、ユーザー車検もれっきとした正規の手段です。

もちろん、整備に不安がある方や手続きが煩雑に感じる方には不向きな面もありますが、必要な情報さえ押さえれば初心者でも十分クリア可能です。次の項目では、そのメリット・デメリットを具体的に見ていきましょう。

 

ユーザー車検のメリット

ユーザー車検を受けることは、以下のメリットがあります。

ユーザー車検を受けるメリット
    通常の車検よりも費用を抑えられる
    車に対する知識や整備スキルが身に付く
  合格すれば車検が1日で終わる

通常の車検よりも費用を抑えられる

予約や必要書類の手配、手続きなどを全て自分で行うため、通常の車検よりも手間や時間がかかりますが、車検にかかる費用を安く抑えることができるのがユーザー車検の魅力の一つでしょう。

通常の車検よりも最大で3~4万円ぐらいは安く抑えることができるのがユーザー車検の最大のメリットかもしれませんね。

 

車に対する知識や整備スキルが身に付く

ディーラ―や整備工場などの車検業者がお客様のクルマを車検場に持ち込んで車検を行うのと同じ手順で、自ら車検を行わないといけない為、車に関する知識や整備スキルを深めることが出来たり、自身の車に対する愛着がより一層上がるといったメリットがあります。

ユーザー車検を受けるには、車に関する整備スキルや知識が必要なため、整備スキルに自信がある方や現役の整備士の方にはおすすめの車検の方法です。

 

合格すれば車検が1日で終わる

ディーラ―や整備工場、民間車検場などの業者に車検を依頼すれば、平均で2~3日はかかります。その点、ユーザー車検は最短1時間ほどで検査が終了します。

車を自身で検査場に持ち込む手間はあるものの、終了すれば、その日のうちに愛車に乗れるところもユーザー車検のメリットでしょう。

 

ユーザー車検のデメリット

ユーザー車検を受けることは、メリットだけではなくデメリットもあります。

ユーザー車検のデメリット
  車の整備状況によっては不合格になる可能性がある
  公的な車検場のため、土日祝日は営業していないので平日に時間を取らないといけない
  別途で24ヵ月法定点検を受けないといけない
  追加整備が必要な場合、修理費用が生じる

車の整備状況によっては不合格になる可能性がある

先述しましたユーザー車検のメリットで、「車に対する知識や整備スキルが身に付く」といったお話をしましたが、その反面、車に対する知識や整備スキルが乏しいと、不合格になる可能性があるのがユーザー車検です。

整備が行き届いていなかったり、検査時の操作ミスなどが原因で不合格になることもあります。検査項目がいくつもあるうちの1箇所でも不適合と判断されると不合格になるので、その場合は必ず問題個所を確認しましょう。

ユーザー車検は、当日中であれば最大2回まで無料で検査を受けることができます。修理が必要でその日のうちに再検査が受けられない場合は、15日以内に再検査を受けるようにしましょう。

 

公的な車検場のため、土日祝祭日は営業していないので平日に時間を取らないといけない

運輸支局や軽自動車検査協会は公的な機関です。営業日や営業時間が決まっています。当然ですが、土日祝日や年末年始(12月29日~1月3日)は閉庁日となっています。

そのため、休日が土日祝日のサラリーマンの方は、別途平日に休みを取らないとユーザー車検を受けることができません。

運輸支局 軽自動車検査協会
営業時間 8時45分~11時45分
13時~15時45分
8時45分~11時45分
13時~16時
営業日 土日祝
12月29日~1月3日
土日祝
12月29日~1月3日

 

別途で24ヵ月法定点検を受けないといけない

車検とは別に受けないといけない検査で、「24ヵ月法定点検」があります。整備記録を自分で作成し記録することはできますが、設備や整備スキルが必要です。

ですので、ユーザー車検を受ける場合は、24ヵ月法定点検を業者に依頼することが必要になってきます。そのための時間を取らないといけないことや、別途に費用が必要になります。

24ヶ月法定点検の費用と項目を徹底解説!車検との違いや受けないリスクとは?

 

追加整備が必要な場合、修理費用が生じる

不合格と判断されると追加で整備が必要になります。特に部品の消耗や劣化の場合は交換しないといけないので、その費用も発生します。

特にヘッドライトやサイドスリップなどに関わる修理は設備が必要なため、業者やカー用品店に依頼するのが良いでしょう。

車検の重要な検査項目である「サイドスリップ検査」とは?サイドスリップ検査の意義と、サイドスリップを正常に保つための対策を解説

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車検費用を安く抑えられるなどのメリットがある反面、不合格になる可能性もあるなどのデメリットもあるのがユーザー車検の特徴です。

ユーザー車検には、それなりの準備や覚悟が必要なのです。では、ユーザー車検を受ける際に必要な書類と費用は、どのようなものでしょうか?次の項目で見ていきましょう。

 

ユーザー車検を受ける際に必要な書類と費用

 

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ユーザー車検に挑戦する際、「どんな書類が必要?」「費用はどれくらいかかるの?」という疑問を持つ方も多いはずです。

必要な書類はあらかじめ準備しておけばスムーズに進みますし、費用についても代行手数料がかからない分、通常の車検よりも大幅に安く抑えられるのが魅力です。

この章では、ユーザー車検に必要な主な書類とその入手方法、そして実際にかかる費用の内訳について、初めての方にもわかりやすく解説していきます。

必要な書類一覧

ユーザー車検を受ける際に必要な書類は、ディーラーや整備工場、民間車検場に依頼する際に用意する書類よりも多いです。ユーザー車検に必要な書類の名称と意味は以下の通りです。

ユーザー車検に必要な書類とその意味

OCR申請書

車検の際に車検証をコンピューターで発行するために必要な申請書。正式名称は「継続検査申請書」


自動車検査証(車検証)

通常の車検証のことです。


自動車検査票

車検や構造変更検査、新規登録検査などの際に、自動車の保安適合基準状況を記録する書類です。車検証に記載された情報を基に記入し、検査項目ごとに合否が付けられます。


自動車損害賠償責任保険証明証(自賠責保険証)

自動車やバイクが自賠責保険に加入していることを証明する書類です。自賠責保険は、自動車損害賠償保証法に基づいて定められた強制保険であり、すべての自動車やバイクに加入が義務付けられています。


 

自動車重量税納付書

ユーザー車検時に必要な書類で、車両の重量に応じて課される自動車重量税を支払ったことを証明する書類です。1年ごとにかかる重量税を車検時にまとめて支払います。車検当日に窓口で用紙をもらい、車検証を基に必要事項を記入します。


 

自動車税(種別割)納税証明書または軽自動車税(種別割)納税証明書

自動車税もしくは軽自動車税を納入したことを証明する書類です。自動車税および軽自動車税は、4月1日時点で車検証に記載されている車の所有者が納める税金で、毎年継続して納入します。


 

点検整備記録簿

24ヵ月法定点検の整備内容を記録した書類です。別名「メンテナンスノート」とも呼ばれます。点検整備記録簿にはハンドルやブレーキ、ヘッドライトなどの点検項目が記載されています。車検の検査員は、この記録簿を基に保安基準に適合しているかどうかを確認します。


 

手数料納付書

車検に関する手数料を納付するための書類です。ユーザー車検の手数料納付書には、車検証の情報を記入し、必要な金額分の収入印紙を貼り付けて提出します。

 

必要な費用

ユーザー車検に必要な費用は、法定費用と整備費用の合算です。

法定費用の内訳は、以下の通りです。

法定費用の内訳

自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)
自動車重量税
検査手数料

上記を合算した費用は、普通車で約5万円、軽自動車で約3万円ほど。

整備費用は、部品の交換等が発生した場合にのみ生じます。車体や部品に問題がなく、無事検査をパスした場合は、法定費用のみでユーザー車検を受けられます。

 

ユーザー車検の流れ(予約~完了まで)

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ユーザー車検は、自分で手続きを進めていく必要がある分、あらかじめ全体の流れを把握しておくことが非常に重要です。流れを知らずに当日を迎えてしまうと、「書類が足りない」「検査の手順が分からない」といったトラブルに繋がりかねません。

この章では、ネットでの予約から必要書類の準備、当日の受付、検査ラインの流れ、合否の確認まで、ユーザー車検の一連の手順をわかりやすく解説します。初めての方でも安心して取り組めるよう、各ステップの注意点やアドバイスも交えながら紹介していきます。

STEP1:車検の仮予約を行う

ユーザー車検を受けるには、まず国土交通省が運営する「自動車検査インターネット予約システム」から仮予約を行う必要があります。これは、全国の運輸支局・検査場の空き状況を確認し、希望する日程・時間帯を指定して予約するオンラインシステムです。

  仮予約の手順(ネット完結)
・「自動車検査インターネット予約システム」にアクセス
・ユーザー登録(初回のみ)
・車検を受ける地域の運輸支局を選択
・希望日・希望ラウンド(時間帯)を選
・仮予約の内容を確認し、確定

  【ポイント】
平日しか受け付けておらず、希望が集中する月末や混雑期は予約が取りにくいため、なるべく早めに押さえるのが理想です。

予約が完了すると、登録したメールアドレスに「予約番号」や「受付時間」などの詳細が通知されます。この情報は、当日の受付時に必要になるため、必ず控えておきましょう。

 

STEP2:事前整備と必要書類の準備

ユーザー車検では、車の検査だけでなく「整備されていること」が前提です。整備工場に任せる車検と違い、自分で受ける場合は必要な整備を事前に済ませておかないと、不合格になる可能性が高くなります。

  点検・整備を済ませておこう
・ブレーキの効き具合
・ランプ類の点灯確認(ヘッドライト、ウインカー、ブレーキランプ等)
・ワイパーやウォッシャー液の動作
・タイヤの残り溝(1.6mm未満はNG)
・オイル漏れや排気ガスの異常がないか

自分でのチェックに不安がある場合は、事前点検だけ整備工場に依頼する“事前整備のみプラン”を活用するのもおすすめです。「24カ月点検整備記録簿」も車検時に提出が求められるため、点検項目をチェックした記録を必ず残しておきましょう。

  必要書類も忘れずに準備
・車検証(自動車検査証)
・自賠責保険証明書(有効期間が次回車検まであること)
・自動車税納税証明書(コンビニ納付でもOK)
・点検整備記録簿(24カ月点検)
・予約完了メールまたは予約番号控え

書類に不備があると、検査ラインに進めず当日失格になることも。前日までに一式揃っているかを再確認することが重要です。

 

車検実施日当日に準備する書類

自動車重量税納付書
OCR申請書(継続検査申請書)
自動車検査票
手数料納付書

運輸支局または軽自動車検査協会に到着したら上記の書類をもらって記入しましょう。書き方がわからない場合は職員の方に聞けば教えてくれるでしょう。

 

STEP3:窓口で受付・手続き

車検実施日当日、運輸支局・軽自動車検査協会に着いたら、事前に用意しておいた書類を提出します。その際にOCR申請書(継続検査申請書)、自動車検査票、自動車重量税納付書を記入しますので、設置してある書き方に従って記入して下さい。

 

STEP4:検査開始~完了までの内容(検査項目)

ユーザー車検での検査項目は以下の内容になっています。業者に依頼する内容と同じです。

ユーザー車検での検査項目
同一性確認
外廻り検査
サイドスリップ検査
ブレーキ検査
スピードメーター検査
ヘッドライト検査
排気ガス検査
下廻り検査

 

STEP4:完了後、検査証が発行される

検査(再検査)に合格すれば、検査証が発行されて、車検は終了です。

 

ユーザー車検で不合格になった場合の対処法

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ユーザー車検は、一発合格できることも多い反面、ちょっとした不備や整備漏れで不合格になるケースもあります。

しかし、仮に不合格になってしまっても、焦る必要はありません。ユーザー車検では「再検査(再チャレンジ)」の制度が用意されており、当日中や後日でも再検査を受けることが可能です。

この章では、実際に不合格になった場合の流れや、再検査を受ける際の注意点、必要な対応などをわかりやすく解説します。事前に知っておけば安心できる「万が一の対処法」を、ここで押さえておきましょう。

ユーザー車検で不合格になった場合

  当日中に再検査を受ける
  15日以内に再検査を受ける
  15日以降に再検査を受ける

 

当日中に再検査を受ける

ユーザー車検は、当日中に2回まで再検査を受けることができます。

追加の費用はかからず無料で受けられますが、当日中に再検査を受けるための修理や整備を行わないといけません。もし、間に合わない場合は、後日に再検査を受けるようにしましょう。

 

15日以内に再検査を受ける

ユーザー車検を受けた日から15日以内であれば、不合格になった不適合箇所だけの検査で済みます。そのため、初回の検査に比べてとても短時間で検査が終了します。

ただし、15日以内に再検査を受ける場合は、運輸支局や軽自動車検査協会の検査場の窓口で「限定自動車検査証」を発行してもらわないといけません。この検査証の有効期限は15日なので、これを過ぎると最初からユーザー車検を受けなければいけなくなります。

 

15日以降に再検査を受ける

15日を過ぎてからユーザー車検を受けることもできます。ただし、この場合は最初から検査を受けることになり、手続きも最初からしないといけませんし、費用も発生します。とても勿体ないですね。

車検証が切れるリスクもあるので、できれば15日以内に再検査を受けるようにしましょう。

 

 

ユーザー車検で一発合格するための必勝法

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「どうせやるなら一発で通したい」──これはユーザー車検に挑戦する多くの人の本音でしょう。

ユーザー車検はポイントを押さえて準備・対応すれば、初心者でも一発合格は十分可能です。

逆に、よくあるミスや見落としをしてしまうと、些細なことが原因で不合格になることも。
この章では、車検前日までにやっておくべき準備、当日スムーズに進めるためのコツ、検査ラインでの注意点など、合格率を高めるための実践的なテクニックを紹介します。

近隣のテスター場(予備検査場)で予備検査を受ける

テスター場(予備検査場)とは、ユーザー車検と同じ検査を受けることができる施設のことです。たいていの地区は、運輸支局か軽自動車検査協会の近隣にあることが多いです。ユーザー車検の直前にテスター場(予備検査場)を利用することで不具合を発見できます。

費用は、神奈川県にある施設の費用を例に挙げると、

ヘッドライト、サイドスリップ、スピードメーター、ブレーキ、排気ガス、電気廻りランプ類チェックの前箇所であれば4,000円で、下廻り目視点検は500円~となっています。

 

事前に整備を行っておく

ユーザー車検とは言え、やはり「段取り9分、実行1分」なのです。

事前に愛車の整備を入念に行っておくことや、普段からメンテナンスを丁寧に行っておくと、いざというときに焦ったり困ったりしないものです。愛車のメンテナンスをおろそかにして、一発合格しようというのはあまりにも虫が良すぎるように思います。

自分のメンテナンスに不安がある方は、ディーラーや整備工場に相談して整備を依頼しましょう。

 

まとめ


ユーザー車検は「難しそう」「上級者向け」と思われがちですが、正しい情報としっかりとした準備さえあれば、初心者でも十分にクリアできる方法です。

なにより、費用を大きく節約できるのが最大の魅力。整備状況に自信があり、手続きに少しでも興味がある方なら、一度は体験してみる価値があります。

とはいえ、ユーザー車検には「自分ですべて対応する責任」が伴います。事前整備や書類の確認、当日の段取りまで、計画的に進めることが一発合格への近道です。

車検は“プロ任せ”だけではありません。自分で車検を通すという体験は、車への理解を深め、愛車への愛着もより一層強くなるはずです。

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