これで大丈夫!車検にバッチリ通るタイヤ・ホイールサイズを徹底解説!

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カッコ良い車で可愛い彼女とのデートを楽しみたい!

そのためにもタイヤ・ホイールのインチアップをして愛車をカッコ良くしたい!カッコいいタイヤ・ホイールを物色中の方もいらっしゃると思う。

ライター

でも、ちょっと待って!そのタイヤ・ホイールは車検に通りますか?っていうところでしょうか。高い費用をかけてタイヤ・ホイールをインチアップしても、車検に通らないと元も子もありません!

今回は、車検に通り、なおかつ安全に走行できるためのインアップのお話をしました。今後の参考にして戴ければ幸いです。

あなたは大丈夫?そのタイヤ・ホイールは車検に通りますか?

ライター

タイヤ・ホイールを交換して、愛車がカッコ良くなったのに、車検に通らない!といった経験をしたことはありませんか?

タイヤ・ホイールの車検でのチェック項目などを知っておくと、とても便利ですよ。この項目では、車検にちゃんと通るタイヤ・ホイールの選び方についてお話しました。

 

タイヤ・ホイールに関する車検でのチェック項目を知っておこう!

タイヤ・ホイールをインチアップして、愛車がカッコ良くなったのに車検に通らないと全く意味がありません。

そうなると、再度車検に通るタイヤ・ホイールに買い替えるか、予算が無いと以前の純正に泣く泣く戻さざるを得なくなりますよね。

そうならないように、ここではタイヤ・ホイールに関する車検でのチェック項目を知って戴いて安心してインチアップを楽しんで戴きたいのです。

 

タイヤ・ホイールはフェンダー内に収まっているか?

上の画像を見て欲しい。

これは、ホイールの中心から上に向かって線を引き、ホイールの中心から後ろに50度、前に30度の範囲がフェンダー内に収まっているかのチェックをします。

以前はこの範囲に収まっていないと車検には通りませんでした。ただ、今現在ではタイヤの10㎜以内のはみだしに関しては許容されるように変更されています。

理由は、以前の輸入車で多かったのが純正の状態ですでにタイヤ部分が少しはみ出してしまっていることが多かったのです。苦肉の策として、フェンダーにアンチモールを付けて日本仕様にフェンダーの部分を変更しているのです。

この状態を見て、日本も国際的な流れに合わせるため、10㎜以内の許容に変更したものと思われます。ただ、これはあくまでもタイヤの場合であって、ホイールやホイールのボルト・ナットのはみだしは許容されないので注意が必要です。

また、下の部分がはみ出している分には問題ありませんが、見るからにホイールがギリギリの車は、分度器を使って厳密に計測されるので注意が必要です。

 

タイヤ・ホイールがフェンダーに接触してないか?

タイヤ・ホイールがまっすぐな状態の時もそうですが、ハンドルを切った時にタイヤ・ホイールがフェンダーに接触していたらNGです。

また、ハンドルが全切りできないと整備不良でキップを切られる対象になるので要注意です。

 

タイヤの外径が純正と比べて大きく狂っていないか?スピードメーターの表記に誤差が生じないか?

インチアップをする際にとても重要なのが、タイヤの外径が純正に比べて大きく違わないかということです。上の画像を見ると、タイヤの一番上から一番下までの長さがタイヤ外径です。

タイヤ外径が純正と比べて大きく違うと、スピードメーターの表記に大きく誤差が生じてしまい、車検には通りません。タイヤ外径の計測の仕方は別記事でも話していますが、ここでも少し触れておきましょう。

メカニック
タイヤ外径の計算式

タイヤ外径=タイヤの厚み(タイヤ幅×扁平率)×2+リム径×25.4㎜

純正に比べてピッタリのタイヤ外径でなくても、プラス2~3%以内に収まっていれば、スピードメーターの表記が狂うこともなく問題なく車検には通るでしょう。

インチアップの際のバネ下重量の軽量化に最適な鍛造ホイールやマグネシウムホイールを一挙にご紹介!

 

JWL規格に通ったホイールか?

国産のアルミホイールには、「JWL」という規格があります。

JWLとは、国土交通省が決めた品質・安全性の基準を自動車メーカーやホイール製造業者が自社で試験しクリアした製品に対して見えやすい箇所に刻印を行うものです。

上の画像は、僕の愛車の30プリウスの純正ホイールに刻印されたJWLのロゴです。また、純正ホイールには無いのですが、市販のホイールにはJWLとは別に「VIA」の刻印がされています。

VIAとは、国土交通省が決めた品質・安全性の基準を第三者の立場としてホイール試験協議会が審査・判定を行い、クリアしたものに刻印を行うものです。

タイヤ・ホイールのインチアップで新たにホイールを購入する際は、必ずこの2つの刻印があるかどうかを確認しておきましょう。

愛車を大切にする人のためのタイヤ・ホイールの正しいインチアップのやり方を徹底解説!

 

タイヤが規格に合っていなかったり、タイヤの不具合で車検に通らないこともある!

ライター

タイヤ・ホイールのサイズや取り付けがきちんとできていても、タイヤに不具合があると車検に通らない場合があります。この項目では、車検に通るタイヤの規格や状態についてお話しました。

 

ロードインデックス(LI最大負荷能力)の数値は足りているか?

タイヤにはロードインデックス(LI最大負荷能力)という数値があり、その数値が不足している場合は指摘されることがあります。

ロードインデックスは、車の運転席側のドアを開けたところにシールが貼っています。

上の画像のタイヤサイズのところに215/45R17 87Wという表記があるが、87Wの87の数値がこの車のロードインデックスです。

ロードインデックス一覧表

インチアップをする際は、必ず純正と同等もしくは純正以上のロードインデックスの数値のあるタイヤを選ぶようにしたいもの。

 

タイヤの残り溝は1.6㎜以上あるか?違反は減点2点および9,000円の反則金!

タイヤの溝には「スリップサイン」というタイヤの使用限度を示すマークが付いています。

上の画像を見てもらえばわかりやすいかと思いますが、スリップサインがタイヤの摩耗とともにむき出しになってしまうと、要交換になります。

車検に通らないばかりか、実はスリップサインが出てしまった状態の車を運転すると、減点2点および9,000円の反則金を納めないといけなくなるので気を付けておきたいですね。

 

タイヤにひび割れは無いか?

劣化してひび割れを起こしているタイヤももちろんアウトです。

普段車を運転している方ならば、どんな状態の車が危険なのか理解されていると思いますが、運転に慣れていない初心者の方で、たまにしか運転しない方もおられると思います。

そういう方は、車のそのような状態に気が付かない場合も多いので、気が付いた方が指摘してあげるようにしましょう。

 

タイヤサイズの変更によってタイヤの指定空気圧が変わるので要注意!

タイヤ・ホイールのインチアップをした場合、タイヤサイズの変更によりタイヤの指定空気圧が変わるので注意しましょう。

空気圧は車検に通るためだけでなく、普段から安全に走行するための重要な要素なので確認して適正な空気圧にしておきたいもの。

でも、スタンダード規格のタイヤサイズに変更した場合はそう問題ないが、XL規格(欧州タイヤ規格)のタイヤも存在すしますので、車両指定空気圧をもとに荷重能力を調べて、負荷能力に該当する空気圧に設定しておきましょう。

 

まとめ

ライター

いかがでしたでしょうか?

今回のお話は、大まかに言って、

あなたは大丈夫?そのタイヤ・ホイールは車検に通りますか?
タイヤが規格に合っていなかったり、タイヤの不具合で車検に通らないこともある!

でしたね。

インチアップなどでタイヤ・ホイールのサイズを変更した場合の車検対応のお話をさせて戴きました。車検に通る通らないにかかわらず、車をドライブする際にいつも安全な状態に保っておくことはとても大切ですし、ドライバーの義務だと思うのです。

間違ったインチアップをしてしまい、車検には通らないわ、乗り心地を損ねて彼女には嫌われるわにならないように正しいインチアップをしておきたいですね。

愛車を安全な状態にして、トラブルの無いドライブを楽しんで戴ければ幸いです。

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