【注意点】鍛造ホイールのデメリット5選|購入前に知っておくべき落とし穴とは

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鍛造ホイールと聞くと、「軽くて高性能」「スポーツカー向けの高級品」といったポジティブなイメージが浮かびますよね。しかし、その裏には意外と知られていない“弱点”や“注意点”も存在します。

実際に、鍛造ホイールを購入してから「思っていたより乗り心地が…」「街乗りには不向きだったかも」と感じる人も少なくありません。だからこそ、購入前にデメリットもしっかり理解しておくことが大切なんです。

この記事では、鍛造ホイールの主なデメリットやその対策についてわかりやすく解説します。最後には、「それでも鍛造を選ぶ価値がある理由」にも触れていますので、ぜひ最後までお読みください。

 

鍛造ホイールの主なデメリットとは?

 

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&鍛造ホイールと聞くと、「軽い」「強い」「高性能」といったポジティブな印象を持つ方が多いのではないでしょうか?確かに、性能面では鋳造ホイールを大きく上回る魅力があります。

しかし一方で、「実はこんなデメリットがあったのか…」と後悔する人も少なくないのが現実です。価格や使い方、相性、選び方によっては、思わぬ落とし穴にハマることも。

このセクションでは、購入前に必ず知っておきたい「鍛造ホイールの代表的な5つのデメリット」をわかりやすく解説していきます。

価格が高くて気軽に選びづらい


鍛造ホイールの最大のハードルは、やはり「価格の高さ」にあります。

一般的な鋳造ホイールであれば4本セットで10万円前後から手に入る一方、鍛造ホイールは1本あたり5万〜15万円以上というのも珍しくありません。

なぜここまで高価なのかというと、製造工程の手間と技術力がまったく異なるからです。金属を高圧でプレスして成形する鍛造製法では、精密な加工機械や熟練の技術が求められます。さらに、軽量かつ高剛性という性能を突き詰めた結果、設計段階からコストがかさむ構造になっています。

とはいえ、ホイールだけで車両価格の1割近くを占めるケースもあり、「ちょっと見た目を良くしたい」「軽くしたい」という軽い気持ちでは手が出しづらいのが現実です。特に初めて社外ホイールを検討するユーザーにとっては、“憧れの存在”で終わってしまうことも少なくありません。

 

強度は高いが“割れる”こともある


鍛造ホイールは「高剛性・高耐久」がウリですが、絶対に壊れないわけではありません
むしろ衝撃の逃げ場が少ないぶん、衝突や段差などによる“突然の破断”というリスクもゼロではないのです。

鋳造ホイールは、やや柔軟性があるため「変形して衝撃を吸収する」傾向があります。一方で鍛造ホイールは剛性が高いため、「一気にパキッと割れてしまう」ことがあり、ある意味で“壊れ方が鋭い”のが特徴です。

特に以下のような状況では注意が必要です:

  ローダウン車で薄いタイヤを履いている
  鋭角な縁石や段差に乗り上げた
  サーキットや山道で激しく縁石にヒットした

また、割れが目立ちにくい場合もあり、気づかず走行してしまうと非常に危険です。高価なパーツだけに「頑丈だろう」と過信せず、日常点検や段差の乗り越えに注意を払うことが大切です。

 

街乗りやファミリーカーにはオーバースペック?

鍛造ホイールは、その軽さと高剛性からスポーツ走行やサーキット用途で真価を発揮します。しかしその一方で、「街乗り中心の人」や「家族で使うミニバン・ワゴン」などには、ややオーバースペックと感じられることもあります。

実際、普段の運転が買い物や保育園の送り迎え、週末の近場のドライブ程度であれば、そこまでの剛性や軽量性は必要ないケースが多いのです。それに対して鍛造ホイールは価格も高く、衝撃への繊細さなど扱いにも注意が必要なため、コストパフォーマンスという面では不利になることもあるでしょう。

「せっかく高級ホイールを選ぶなら、もっと性能を引き出したくなる」そんな欲が出てしまう方も多いかもしれませんね。

もちろん、見た目や満足感を重視してあえて選ぶのもひとつの価値観です。ただし、“見た目重視の街乗りスタイル”なら、鋳造ホイールでも十分満足できる選択肢がある点も知っておくべきです。

 

選び方によっては乗り心地が悪化


鍛造ホイールは軽量で高剛性という点が最大の魅力ですが、それが必ずしも“乗り心地の向上”につながるとは限りません。実は、ホイールの選び方によっては逆に「ゴツゴツした乗り味」や「段差の突き上げ感」が強くなってしまうこともあります。

たとえば、純正よりも大径のホイールに変更して扁平率の低いタイヤを装着すると、サイドウォールのクッション性が減少し、段差や荒れた路面の振動がダイレクトに伝わりやすくなります。これは鍛造ホイールの剛性が高く、たわみにくいため、路面の情報をより正確に伝える構造であることが関係しています。

また、鍛造ホイールはスポーツ性能を重視して設計されているモデルが多く、重量バランスや強度分布が「サーキット走行」などを前提にしていることも少なくありません。そのため、街乗り中心のドライバーや、ファミリーカーでの快適性を重視するユーザーにとっては、かえって乗り心地が硬く感じられる可能性があるのです。

 

リセール(中古販売)では割安になる傾向


鍛造ホイールは高価で高性能なパーツですが、中古市場での評価は必ずしも価格に見合うとは限りません。特に、車を売却する際に「社外ホイール付きのまま査定に出したら、純正より安くなった」という声も少なくないのが実情です。

中古車市場では、「純正に戻して販売しやすい状態」が好まれる傾向があり、社外ホイールを装着していると逆に“査定マイナス”の対象になることがあります。これは、車両販売店が「買い手の好みに合わない可能性」や「ホイールの真贋・傷の有無」を不安視するためです。

また、鍛造ホイールは見る人が見れば価値を理解してくれる一方で、マニアックなパーツであるがゆえに、一般的な買取業者ではその価値が十分に評価されないという現実もあります。高額で購入した鍛造ホイールが「査定には反映されず、車体価格だけで値付けされてしまった」というのは、オーナーにとって大きなショックとなるでしょう。

 

後悔しないために知っておきたい注意点

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鍛造ホイールに憧れて「見た目のかっこよさ」や「高性能」という言葉だけで選んでいませんか?

たしかに、鍛造ホイールには軽さ・強さ・美しさといった魅力がありますが、それらの性能を正しく活かせるかどうかは、選び方と使い方次第です。

実際には「思ったより乗り心地が悪化した」「車検に通らなかった」「期待したほどリセールが伸びない」など、知らずに選んでしまったことで後悔してしまうケースも少なくありません。

ここからは、そうした“失敗例”につながりやすい注意点を具体的に解説していきます。あなたにとって最適な一本を選ぶためにも、ぜひ最後までチェックしてください。

見た目だけで選ぶと「逆にダサい」ことも


鍛造ホイールは美しい造形と高い剛性が魅力ですが、「見た目がカッコいいから」という理由だけで選ぶと、かえって愛車の雰囲気を崩してしまうことがあります。

特に注意したいのは、以下のようなパターンです。

車種とホイールデザインがミスマッチ

  例:シンプルで上品なセダンに派手すぎるメッシュやディッシュデザインを装着
  見た目が浮いてしまい、統一感のない印象に

 

ボディカラーとホイールカラーがちぐはぐ

  ブラックボディにガンメタのホイールなど、地味すぎて存在感が消えるケース
  パールホワイトにレッドホイールなど、悪目立ちしすぎる組み合わせも要注意

 

スポーティ感を狙いすぎると“やりすぎ感”が出る

  深リム+ツライチ+ローダウンを全部詰め込むと、実用性を無視した見た目優先カスタムに見えることも

ホイールは“引き立て役”です。
主役である車両のデザインと調和するように選ぶことが、本当にカッコいい仕上がりへの近道ですよ。

 

インチアップは慎重に|重くなる場合も


鍛造ホイールは「軽量・高剛性」が最大の魅力ですが、むやみにインチアップすると、そのメリットが薄れてしまうことがあります。

見た目を重視して18インチや19インチへ変更した結果――
「なんだか加速が鈍くなった…」「乗り心地が硬くなった気がする…」そんな声が少なくありません。

ホイールの大径化でバネ下重量が増える

  ホイール自体が大きくなれば、当然重量もアップ
  鍛造でもサイズ次第では重くなるケースもある

 

タイヤが薄くなって乗り心地が悪化

  扁平タイヤによりクッション性が下がる
  路面の段差を拾いやすくなり、快適性が損なわれる可能性

 

ステアリングやブレーキへの影響も

  ハンドリングが重くなったり、制動距離が伸びることもある
  見た目重視の代償は意外と大きい

 

見た目の迫力は確かに増しますが、自分の車のキャラクターや使い方と本当に合っているのか?をよく考えて選ぶことが大切です。

 

安価な“なんちゃって鍛造”に注意


見た目はまるで高級鍛造ホイール…でも、実は「鋳造ホイールにそれっぽい加工を施しただけ」という製品が、近年ネット通販などで出回っています。いわゆる“なんちゃって鍛造”にあたるもので、見た目は精巧でも中身はまったくの別物。その性能差は、特に走行中の負荷や安全性で明確に現れる可能性があります。

「価格が破格だったから」と安易に選んでしまうと、以下のようなリスクが潜んでいることも…。

安価な偽鍛造ホイールのリスク例
  材質が異なるため強度に不安(衝撃時に破損しやすい)
  重量が重くなるケースも多く、乗り心地・燃費にも悪影響
  本物の鍛造と誤認させるような記載がグレーな販売サイトもある

特に「鍛造風」「軽量設計」「レーシングスタイル」などの曖昧な表現には注意が必要です。鍛造製法かどうかは、メーカーの公式サイトやJWL・JAWAの刻印有無などを確認するのが安心です。

 

 

まとめ|それでも鍛造ホイールを選ぶ価値がある理由

 

 

 

ライター

鍛造ホイールには、価格や乗り心地といったデメリットがある一方で、それでも多くの車好きが「選んでよかった」と感じるだけの価値が確かに存在します。

軽量かつ高剛性、そして美しさと信頼性を兼ね備えた鍛造ホイールは、日々のドライブからサーキットまで、あらゆるシーンでオーナーの期待に応えてくれる存在です。

この記事の最後では、そんな鍛造ホイールの“本当の魅力”と、“なぜ今でも選ばれ続けているのか”について、あらためて整理してお伝えしていきます。

安全性・性能・信頼性の総合バランス


鍛造ホイールが多くのユーザーに選ばれる理由のひとつが、その総合的なバランスの良さにあります。特に「安全性」「性能」「信頼性」の3つの要素において、鍛造ホイールは他のホイールとは一線を画します。

まず安全性の面では、鍛造製法によって高密度に圧縮された素材は、衝撃や負荷への耐久性が非常に高く、走行中のトラブルを未然に防ぐ役割を果たします。強度が高いため、変形や割れにくさという点で安心感があります。

次に性能においても、鍛造ホイールは重量が軽いため、バネ下重量の軽減に貢献します。これによりハンドリング性能や加速性能が向上し、スポーツ走行だけでなく日常の運転でも運転の快適さを実感できるでしょう。

そして最後に信頼性。BBSやTWSなどの信頼ある国内ブランドは、レースシーンやメーカー純正採用でも実績があるため、品質や耐久性への信頼が厚く、長期間使用しても安心して乗り続けることができます。

「高価だけど安心して長く使える」──まさに鍛造ホイールは、その言葉を体現するパーツです。

 

結果的に長く使えて“高コスパ”に


鍛造ホイールは一見すると「高価なパーツ」という印象がありますが、長期的な視点で見ると“高コスパ”な選択肢であることも少なくありません。

というのも、鍛造ホイールは耐久性に優れ、経年劣化や衝撃による変形・破損リスクが低いため、長く使い続けることが可能です。特に日常使いやロングドライブ、スポーツ走行など幅広いシーンに対応できるため、用途を選ばず長期間の装着が可能になります。

また、製品によっては「永久保証」や「クラック保証」などアフターサービスが充実しているブランドもあり、万一のトラブルにも備えられる安心感もメリットのひとつです。

さらに、鍛造ホイールは中古市場でも一定の人気があるため、将来的に別の車種へ買い替える際にも、再利用や高値での売却がしやすいという副次的な利点も見逃せません。

「安いホイールを何度も買い換えるよりも、良いものを長く使う」――そんな価値観にぴったりの選択肢が鍛造ホイールなのです。

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