ホイールの盗難防止にはロックナットが効果的!ロックナットやロックナット以外での盗難防止対策を解説

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僕は、昔愛車のホイールを盗難されかかったことがあります。

昔は、車上荒らしや車や車のパーツの盗難が多発している時期がありました。国内で売りさばくと足が付きやすいことから海外などに売り飛ばすのでしょう。許すことはできません。

ライター

昔ほどではないとはいえ、車やパーツの盗難防止はとても重要です。特に高価なホイールを愛車に履かせている方はしっかりと盗難防止対策を施しておかれることをおすすめします。

今回は、実際に過去にホイールを盗難されかかった体験から、盗難防止に効果的な対策についてお話しました。お役立て戴ければ幸いです。

ホイールの盗難防止に有効なホイールロックナットの特徴や種類

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ホイールの盗難防止には、ロックナットが効果的です。

「ロックナットは効果が無い!」などと言った意見を耳にすることもありますが、ロックナットを付けているだけでもかなり効果があります。

この項目では、ロックナットについての僕の過去の経験や、ロックナットの基本的な役割や正しい取付位置、種類や材質についてお話しました。

 

ホイールロックナットのおかげで盗難を免れた僕の経験

かなり昔の話にはなりますが、僕は愛車のホイールを盗難されかけたことがあります。結婚して間の無い頃ですが、僕は当時、大阪の某所に住んでいました。

当時の僕の愛車は、上の画像と同じ車である3代目ソアラ(JZZ30)で、その車には今は販売されていなく、すでに廃盤になったRAYSの「VOLKRACING GROUP CV-Pro」を履かせていました。タイヤは確か、これも既に廃盤となったYOKOHAMAの「GRAND PRIX M3(グランプリ M3)」だったかと記憶しています。

事件が起こったのは早朝の4時頃、僕と妻は警察からの電話で起こされました。「○○さんの車が車上荒らしに遭っています。」という電話からの声に、僕と妻は飛び起きて車が停めてある駐車場に降りていきました。

賃貸マンションの駐車場には、警察の方と何人かのご近所の方々がおられました。愛車を確認すると、ロックナットだけを残して、他のナットは全て外されて、窃盗犯が持ち帰ったようです。僕は当時、9階建てのマンションの4階にすんでいました。上の階に住んでいる方が、下の駐車場に窃盗犯がいることに気づいて、警察に通報してくれたのです。

通報してくれた方が言われるには、「警察が駆けつける直前に、異変に気付いて逃げていったようだね。」とのこと。後日、通報してくれた方に改めてお礼を述べに行ったのは勿論の事、ロックナットを付けていたおかげで、大切なホイールを取られずに済んだのです。

当時、大阪には車上荒らしや、車を盗まれるといった事件が多発しており、警察も警戒していたようなのです。窃盗団はその道のプロが多かったようで、防犯対策をしてもなかなか防止するのが難しかったという事情もありました。

ただ、ロックナットを付けていたおかげで、窃盗団がロックナットを外す時間を稼ぐことができたと僕は考えています。ロックナットのみで完全に窃盗からホイールを守ることは難しいかもしれませんが、付けていると役立つのです。

 

ロックナットの基本的な役割

ホイールに取り付けるロックナットは、通常のロックナットとは違い、普通のレンチでは外せないような構造になっており、ホイールの盗難防止には、とても効果的なアイテムです。

ロックナットごとにロックナットを外すことができる専用のアダブターが付いており、その専用のアダブターを持っている車の持ち主でないとロックナットを外すことができません。

ホイールには、1本のホイールにつき、ナット穴が4つであれば4つのナット、ナット穴が5つであれば5つのナットが付いていますが、4つや5つのうちの1つだけでもロックナットにすることで、盗難からホイールを守ることができるのです。

愛車の大切なホイールを盗難されかけて、ロックナットのおかげで窃盗団からホイールを守ることができた経験を持つ僕の意見としては、ロックナットは、社外品の高価なホイールを履いている場合だけでなく、純正のホイールを履いている場合であっても、ロックナットを取り付けておくことをおすすめしたいのです。

 

ホイールロックナットの取付位置と取付方法・種類・材質

ホイールロックナットには、効果的で正しい取付位置があります。

また、ホイールロックナットには様々な種類があります。種類や形状、使用されている材質など、そのホイールの形状や穴の深さなどによって少しづつ違うのです。

ちょっと確認してみましょう。

 

取付位置と取付方法

ロックナットの正しい取付位置は上記の画像を参考にして下さい。通常であれば、1本のホイールに対して1~2本を取り付けるのがいいでしょう。

一般的な取付位置と取付方法は、

  • 5穴のホイールなら、フロントホイールの対角線上、リヤホイールの対角線上
  • 最低、4つのホイールに各1個づつ
  • 4本全てのホイールに取り付ける
  • 締め付けトルクを守る
  • 専用アダブターは車内ではなく、安全な場所に保管する
  • 定期的にロックナットの状態を確認し、必要であれば交換する

 

ロックナットの種類

ロックナットには実に数多くの種類があり、ここでは説明しきれないほどたくさんの製品が出回っています。ここでは一般的に思いつくだけの種類についてお話することにしましょう。

スプラインタイプ:ナットの内側に複雑な溝状の突起があるのが特徴。この突起パターンに合わせた専用のアダブターを使用しないと取外しができないため、高い盗難防止効果が期待できる。

ボールタイプ:球状の突起により、グリップ力が向上

シャッターキータイプ:シャッター状の可動部分で不正な取外しを防止できる。

MCガードナットタイプ:ナットの外周部分にカバーが付いているのが特徴。このカバーによってナットの形状が隠されるため、不正な取外しを防ぐことができる。また、ナットの錆びや汚れを防ぐ効果もある。

ロックナットを豊富な種類で取り揃えている有名メーカーには、「マックガード」というメーカーがあります。

マックガードは、アメリカに本社がある自動車用ホイール盗難防止ロックナットをはじめとしたセキュリティ製品のメーカーです。このメーカーでは、とても多くの種類のロックナットを扱っており、Amazonや楽天でも購入することができますので、一度確認してみると良いでしょう。

 

ロックナットの材質と、それぞれの特徴

ロックナットの材質の種類 それぞれの特徴
スチール製ロックナット ・価格が安く耐久性が高い
・重量が重く錆びやすい
ステンレス製ロックナット ・錆びにくく、長期間美しい外観を維持できる
・スチール製よりも高価
アルミニウム製ロックナット ・カラーバリエーションが豊富でキレイ
・柔らかく耐久性が低い
チタン製ロックナット ・軽量かつ強度が高く見た目がキレイ
・素材の中で最もコストが高い

上記がロックナットに使用される主な材質になります。それぞれ長所もあり短所もありますので、使用環境や予算に合わせて選ぶと良いでしょう。

ホイールナットは、大切なホイールの盗難防止にとても有効なアイテムだということはご理解戴けたと思います。ただ、ロックナットだけではなく、ホイールの盗難防止に対するセキュリティは、ロックナット以外にも用意しておいた方が安心かもしれません。

 

ロックナット以外で、ホイールを盗難から守る方法や盗難防止グッズ

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大切なホイールの盗難防止には、ロックナットはとても便利で重要なアイテムです。ただ、ロックナットだけではなく、ロックナット以外にも、ホイールの盗難防止のセキュリティ対策を施しておいたほうが安心でしょう。

この項目では、ロックナット以外のホイールのセキュリティ対策についてお話しました。

 

ホイールロック、タイヤロックを取り付ける

ホイールロックやタイヤロックは、ホイールそのものにU字型の金具を取り付けるアイテムになります。ただ、経常的に付けることができるホイールと取付不可のホイールもありますので、購入の際に注意が必要です。

ディスク部の穴が大きめのスポークタイプなら取付可能ですが、ディスク部の穴が少なめのディッシュタイプには取付ができないかもしれません。

 

セキュリティ装置を取り付ける

自動車用盗難防止セキュリティ装置を取り付けることは、ホイールだけでなく車本体の盗難防止にも役立ちます。

近年は、純正で既に盗難防止のイモビライザーが取付けられてる車両が多いのですが、警報音がとても小さかったりして頼りなく感じる方も多いのではないでしょうか。

愛車の異常を光と音で知らせてくれる盗難防止セキュリティ装置は、付けておくだけでも窃盗犯が警戒して、愛車に近寄ってこない効果も期待できます。

 

ハンドルを切って駐車する

実は、右か左かのどちらかに、ハンドルをフルに切った状態で駐車することは、ホイールの盗難防止に意外と効果的なのです。

タイヤを交換する作業をする際のことをイメージしてみて下さい。必ずタイヤを真っすぐになった状態で交換の作業を行っていますよね。理由は、タイヤを斜めにした状態だと交換の作業はとてもやりづらいからなのです。

斜めになったタイヤ&ホイールを取り外すの作業も窃盗犯はやりづらいはずなのです。

 

センサーライトを取り付ける

センサーライトを駐車している車の傍に取り付けるのは、高い盗難防止効果が期待できるでしょう。暗いから他人から見えないと思って、あなたの愛車に近づいた窃盗犯は、急にライトが照らされてびっくりして、諦めて引き上げていくことでしょう。

ただ、この方法は戸建てにお住まいの方でないと難しい作戦なので、賃貸物件のアパートやマンションにお住まいの方は、管理人さんにセンサーライトを設置する許可を取っておくことをおすすめします。

 

まとめ

ライター

いかがでしたでしょうか?

今回のお話は、大まかに言って、

ホイールの盗難防止に有効なホイールロックナットの特徴や種類
ロックナット以外で、ホイールを盗難から守る方法や盗難防止グッズ

でしたね。

実際に、愛車に鍛造ホイールなど高価なホイールを履かせている方は、盗難に遭ってしまうと大変です。保険を適用するという手段もありますが、次年度からの保険料が上がってしまうこともあり、盗られてしまってからの対策をしてもどうかな?というように僕は思います。盗られてしまってからは遅いのです。

そうならないように、ホイールのロックナットを付けることを含めて、最低2つ、3つぐらいは盗難防止対策を施しておきましょう。

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