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洗車などのメンテナンスに欠かせないのがクルマ本体は勿論のこと、タイヤやホイールのメンテナンスは車を快適かつ安全に使用するために欠かすことのできないメンテナンスだ。
忙しくてタイヤ・ホイールまで手が回らないという方もいらっしゃるかとは思うが、やはり安全を考えると放置するわけにもいかない。
でも、タイヤ・ホイールを綺麗にすると車全体が輝いて見えるからとても重要だ。
今回は、特に車が好きで毎週洗車したりメンテナンスしている方でなくても、だれでも簡単にできるやり方をお話してみた。
タイヤ・ホイールのメンテナンスの重要性

タイヤ・ホイールは手入れしないと劣化する!
タイヤ・ホイールはメンテナンスをせずに放置すると劣化して大変なことになるから要注意だ!
車本体はタイヤ・ホイールがきちんと機能するからスムーズに走れるのであって、決して無視できないのだ。
でも、クルマ本体の洗車などのメンテナンスはこまめにされる方でも、タイヤ・ホイールは放置されがちな場合が多かったりするもの。
タイヤのメンテナンスをきちんとやってなかったばかりに、タイヤが高速でバーストして大事故を引き起こしてしまった例はいくつもある。だから、車本体同様きちんとメンテナンスしておきたい。
アルミホイールの腐食の原因
実はアルミホイールも腐食するのをご存じだろうか。
特に”白サビ”と呼ばれるミミズが這った様な白い線状の腐食があって、どんどん広がっていくのが特徴である。

タイヤの劣化の原因
ホイールと同じくタイヤも劣化する。劣化の程度にもよるが、酷く劣化したタイヤのまま車を運転すると大変危険なので注意が必要だ。
素材がゴムなので、ホイールのように腐食することは無いが、タイヤにも鮮度があるのだ。
劣化の主な原因は、
・空気圧不足
・路肩への乗上げなどで過荷重になる
・タイヤワックスなどの使用
・紫外線や熱
などである。
「じゃ、タイヤワックスはしないほうがいいの?」ということになるが、そうではない。タイヤワックスもしかるべきものを選んで使用すれば劣化につながることは無いから大丈夫だ。
では、タイヤ・ホイールのメンテナンスのやり方についてお話しよう。
タイヤはまっすぐには付かないので、必ず片減りする!
車の構造上、タイヤはホイールに対してまっすぐには付かない。
どの車もほんの少しだけ傾いて付いているもの。
なので、必ず少なからず片減りするのである。(タイヤの内側が減る)
オイル交換などでディーラーに行ったときにでも、フロアジャッキで上げてもらって下から確認するようにしよう。
必要であれば、タイヤローテーションや早めの交換をおすすめする。
誰でも簡単にできる!タイヤ・ホイールのメンテナンスのやり方
誰でも簡単にできる!タイヤ・ホイールのメンテナンスの手順
タイヤ・ホイールのメンテナンスに用意する必要なものは以下の画像のものだ。本当はポリッシュなどの仕上げ材なども用意したいところだが、本当にカーメンテナンスの初心者の方でも誰でも簡単にできて時間がそんなにかからないということで最低限の道具をチョイスしてみた。

用意したものは、
・ホイールクリーナー
・タイヤワックス
・スポンジ
・ウェスなどの布類
注意点は、タイヤワックスは必ず水性のものを選ぶことである。油性だと艶が出るから良かれと思ってワックスをかけても、却ってゴムを劣化させてしまい、ひび割れにつながることが多かったりするのだ。きちんとしたメンテナンス用品を使用することでタイヤを長持ちさせることが可能だ。
では、作業に取り掛かろう。

今回は嫁のアクアのタイヤ・ホイールをメンテナンスすることに。
生意気にモデリスタのホイールを履かせている。
今年、大学生の息子と娘が運転免許を取得したので、やっぱり綺麗で安全な車に乗ってほしい。また、こまめにメンテナンスをする父親の背中を見てメンテナンスの大切さを学んでほしいと願うのだ。

まずは、ホイールに水をかけて軽く汚れを洗い流す。

ナットのところの細かい隙間は、歯ブラシ等を使って丁寧に汚れを落としていく。
どうせなら徹底的にキレイにしよう。
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1.ホイールにクリーナーをスプレーし、
2.ウェスなどの布で丁寧に磨くように汚れを落としていく。
3.水をかけて洗い流し、
4.きれいな布で水分を拭き取って完了。
本当はジャッキアップしてホイールをレンチで外し、ホイールの裏側まで洗いたいのだが、今回のメンテナンスはできれば洗車のたびにマメに施してほしいので、そこまでやらなくても大丈夫だ。
次にタイヤだが、
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1.スポンジにタイヤワックスをスプレーし、
2.タイヤにワックスを塗り、余分なワックスを拭き取りながら、
3.ワックスが乾いたら完了だ。
また、タイヤの場合はクラック(ひび割れ)が発生していないかメンテの際に必ずチェックしてほしい。タイヤのひび割れは下手すれば大事故につながる危険性があるので要注意だ。
時間もかからず、車を自分で洗ったことがないお父さんや、車のことをあまり知らないメンテナンスをやったことがない女性でも簡単にできてしまうのだからぜひやってほしい。
”お洒落は足元から”というように車も足元のタイヤ・ホイールが綺麗だととても輝いて見えるのだ。
こまめにメンテナンスを行ってクルマのボディ同様常に綺麗な状態を保ってほしい。
白サビとは、アルミホイールの表面に施されているクリア塗装が剥がれてしまい、そこから水分が入り込むことによって腐食が進んでしまうのです。
特にブレーキダストを洗い流さずに放置しておくと徐々にアルミに浸透してしまい腐食が進んでしまうのです。
また、雪国に住んでおられる方は要注意です。理由は雪国で撒かれる融雪剤(凍結防止剤)がアルミに対して悪影響を及ぼすのです。
いったん腐食させてしまいますと、腐食の進行具合によっては元の状態に戻すのはかなり困難なため、普段からのメンテナンスが必要になってくるのです。