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シーズンの変わり目の際に、タイヤをスタッドレスに交換する時など、ホイールごとに交換することがあるかと思います。皆さんはホイールの保管の方法はどのようにされてますでしょうか?

ホイールを傷めない、正しい保管方法


スタッドレスタイヤなどに履き替える際に、ホイールごと替える場合があるかと思います。ただ、正しい保管をしていないと、大切なホイールを傷めてしまったりしてしまうと勿体ないですね。
この項目では、大切なホイールを傷めない、正しい保管方法についてお話しました。
ホイールのみで保管する場合の保管方法と注意点
タイヤを外して、ホイールのみで保管する場合には以下のことに注意しなければいけません。これをきちんとしていないと、ホイールを傷付けてしまったり、アルミホイールにつく「白サビ」が発生してしまうリスクがあります。
以下のことを意識しておけば、大切なホイールを傷つけてしまうことは無いでしょう。
ホイールのみで保管する場合の保管方法と注意点
・保管する前に洗って乾かす
・できればコーティングをしておく
・平積みで保管する
保管する前に洗って乾かす
ホイールを保管する前には、しっかり洗って乾かしましょう。
普段の洗車の際のホイールを洗う時と違って、ホイールを車から外して洗うことができるので、普段の洗車では洗うことができない箇所も洗えるので、汚れを落とすチャンスでもあります。
また、洗ったあとは陰干しをして、しっかりと乾かしましょう。ホイールに水分が残っているとアルミホイール独特の「白サビ」の原因にもなってしまう懸念があるので、完全に乾かしてから保管するようにしましょう。
できればコーティングをしておく
ホイールを完全に乾かしたら、余裕がある方はホイールをコーティングしておくことをおすすめします。
コーティング剤の被膜がホイールを湿気などから守ってくれるので、安心して保管しておくことができます。これを毎回やっておくのとそうでないのとでは、ホイールの耐久性に大きく影響しますので、やっておいて損は無いでしょう。
平積みで保管する
ホイールの保管する姿は、「平積み」で保管することをおすすめします。タイヤ&ホイールラックがある場合は、ラックに載せて保管できますが、ラックが無い場合は、下にシートや段ボールを敷き、その上に積み重ねる平積みが、ホイールへのダメージが無いでしょう。
一番下に段ボールなどの緩衝材を敷いて、その上に積み重ねていくのですが、ホイールとホイールの間にも緩衝材を入れておくと、下に積んだホイールへのダメージを最小限に抑えることができます。
また、ホイールを雨や風にさらさないよう、シート等で保護することや、直に地面に置くのではなく、下からの水にホイールが晒されることが無いよう、ブロック等である程度の高さを確保しておくことをおすすめします。
タイヤ付きでホイールを保管する場合の保管方法と注意点
ほとんどの場合が、スタッドレスタイヤ等に交換するときには、サマータイヤ付きでホイールを保管することや、その逆のパターンが多いかと思います。
タイヤ付きでホイールを保管する場合には、ホイールのみで保管する場合よりも、より注意が必要です。
タイヤ付きでホイールを保管する場合の保管方法と注意点
・ホイールとタイヤを洗って汚れを落とし、乾かす
・タイヤの空気圧を半分程度にする
・雨風や直射日光を避ける
・タイヤカバーを被せて保管する
ホイールとタイヤを洗って汚れを落とし、乾かす
ホイールとタイヤを洗って保管するのは、ホイールのみで保管する方法とほぼ同じです。
ホイールのみで保管する前の準備同様、車からホイール&タイヤを外して洗浄できるため、普段の洗車では洗うことができない箇所も、しっかり汚れを落としておきましょう。
この際に、タイヤに挟まった小石も除去しておくことをおすすめします。
タイヤの空気圧を半分程度にする
保管する前に、タイヤの空気圧は半分程度にしておきましょう。
保管した状態のタイヤの空気圧が、既定の空気圧のままだと、内圧でゴムに負担がかかるからです。逆に、タイヤの空気を全て抜いてしまうと、タイヤが潰れて変形してしまったり、そうなることでタイヤが使えなくなる可能性もあります。
自宅で保管する場合には、「タイヤ空気圧調整ツール」を使用して、空気圧を半分程度に調整しておきましょう。
雨風や直射日光を避ける
ホイールもそうですが、保管した状態のタイヤにとって、雨風や直射日光は最大の天敵です。車に付いている状態とは違い、ベランダなどで保管する際に、雨風にさらされたり直射日光に当たり続けることは、タイヤのゴムの劣化に繋がります。
できれば、日の当たらない場所に保管することをおすすめします。
タイヤカバーを被せて保管する
ベランダ等に保管する場合であっても、物置や車庫に保管する場合にも、タイヤ保管カバーは必須アイテムになります。最近のタイヤ保管カバーは、湿気も緩和する機能が付いているものも販売されているので、それを使うと便利ですね。
ホイールの保管にあると便利なもの


自宅のベランダや物置などでホイール&タイヤを保管する場合には、保管するためのグッズがあると便利です。
これらを上手に使うことで、大切なホイールを傷つけずに安全に保管することができます。ぜひ、これらのアイテムを積極的に上手に使ってみて下さい。
タイヤカバー
丈夫な防水生地は、耐水圧2,000paもあり、タイヤカバー上部にも水が溜まらない構造になっています。また、ホイールとホイールの間を緩衝するフェルト製のパッドが付いており、安心して保管することができます。
ホイール&タイヤを仕舞った後、チャックを閉めてヒモで絞れるので、しっかりと固縛でき、カバーが強風で飛ばされてしまう心配もありません。
タイヤラック
二段になった上部にホイール&タイヤを2本、下部に同じく2本収納できるタイヤラックです。
59㎝×36㎝で狭いスペースでも置くことができるため、マンションやアパートのベランダやバルコニーにも使うことが可能です。専用のカバーも付いているので、安心ですね。
保管場所が確保できない場合の対処法


ホイールやタイヤを置く場所があるならいいですが、住んでいる家に置く場所が確保できない方もいらっしゃるかと思います。
そんな場合に、ホイール&タイヤを置く場所を確保せずに済む方法や、保管場所を提供してくれるサービスも存在します。ひとつひとつ方法を挙げてみましたので、自分に合った方法を検討してみて下さい。
オールシーズンタイヤを使う
「オールシーズンタイヤ」とは、サマータイヤとスタッドレスタイヤの特性を併せ持った中間的な機能のあるタイヤのことを言います。
オールシーズンタイヤは、その名の通り特殊な例を除いては一年中交換する必要が無いため、ホイール&タイヤの保管場所を確保する必要がありません。要するに車に付けっ放しで良いのです。
ただし、雪国に住んでいる方には、オールシーズンタイヤは不向きなので、別の方法を検討してみて下さい。オールシーズンタイヤの詳しいお話は別の記事に上げていますので、そちらをご覧になってみて下さい。
レンタル倉庫(トランクルーム)を借りる
自宅に保管場所が確保できない場合には、レンタル倉庫(トランクルーム)を借りるのも一つの方法です。
実際にホイール&タイヤの保管にレンタル倉庫(トランクルーム)は、実に多くの方が利用しているのが事実です。ただ、このレンタル倉庫(トランクルーム)は、不動産と同様、地域によって利用料金に幅があるのが事実です。
僕が住んでいる神奈川県でも、都心に近い横浜市内と厚木市や相模原などの県央地区では、同じ倉庫の広さであっても利用料金に差があるのが現状です。
ですので、ホイール&タイヤを保管するのみにレンタル倉庫(トランクルーム)を利用するのは僕はあまりおすすめしません。ホイール&タイヤ以外にも保管する物があるのであれば、レンタル倉庫(トランクルーム)を利用するのも一つの手段でしょう。
ホイール&タイヤ保管サービスを利用する
オートバックスやタイヤ館などのカー用品店には、ホイール&タイヤ保管サービスというものがあります。
これは、ホイール&タイヤの収納や保管でお困りの方向けに、ホイール&タイヤを預かってもらえるサービスです。保管サービスを利用するメリットは以下の通りです。
ホイール&タイヤ保管サービスを利用するメリット
・ホイール&タイヤの保管場所を確保しなくても済む
・重いホイールやタイヤの持ち運びをせずに済む
・保管状態が悪くために、ホイールやタイヤを劣化させるリスクが無い
・ホイールを交換する際に時間待ちをしなくても良い
といったところでしょうか。このようなサービスを利用するのも、大切なホイール&タイヤを安全に保管する一つの手段かと思います。利用してみるのも良いでしょう。
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回のお話は、大まかに言って、
●ホイールを傷めない、正しい保管方法
●ホイールの保管にあると便利なもの
●保管場所が確保できない場合の対処法
でしたね。
大切なホイール&タイヤは、安全で安心な方法で保管されるようにしましょう。正しい保管ができずに大切なホイール&タイヤを傷つけたりサビを発生させてしまってはもったいないですね。
適切な保管ができるようお役に立てれば幸いです。
ホイールの正しい保管ができずに大切なホイールを傷めてしまったりしては元も子もありません。ホイールには適切な保管方法があります。
今回は、ホイールを傷めない、正しい保管方法や保管するのに便利なグッズのご紹介、また保管場所が無い場合の対処法についてお話しました。
皆さんの大切なホイールやタイヤを安全でなおかつ安心して保管できるようお役に立てれば幸いです。