この記事は約 16 分で読めます。
ホンダ フィットがとても売れているようです。
昔からホンダは、このようなコンパクトハッチバックを造るのがとても上手だなと思っていましたが、人気の秘密はそのスタイルと居住性やドライブフィールの良さにあると言えるでしょう。
フィットに鍛造ホイールを履かせると、スタイルやドライブフィールの飛躍的な向上が期待できます。

HONDA FIT RS(ガソリン・e:HEV GS4・GR3)に、鍛造ホイールを履かせたい理由・メリット


コンパクトカーの中でも特に売れているホンダ フィット(GS4・GR3)ですが、最近はドレスアップした車両をよく見かけるようになりました。
ドレスアップと言えばやはりホイール交換ですが、せっかくなら鍛造ホイールを履かせて戴きたいと思うのです。この項目では、ホンダ フィット(GS4・GR3)に鍛造ホイールを履かせたい理由・メリットについてお話しました。
鍛造ホイールに交換することで、バネ下重量が軽くなりステアリングレスポンスが向上!
鍛造ホイールに交換するメリットは、車の「バネ下重量」を軽くすることができ、ステアリングレスポンスが飛躍的に向上します。
「バネ下重量」とは、上記の画像をご覧になって戴けるとわかりますが、アッパーマウントと呼ばれるサスペンションの付け根の部分より下のパーツ群であるサスペンションやブレーキ、タイヤ&ホイールなどの総重量のことを指します。
いわゆるバネより下の部分ですから「バネ下」ですね。
鍛造ホイールは、その工程の特徴から鋳造ホイールやスチールホイールに比べて軽くて剛性の高いホイールを造ることが可能です。バネ下を軽くできることでタイヤの接地圧が下がり、ハンドルが軽くなったりステアリングがクイックに操舵でき、レスポンスがあがるという訳です。
同時に加速性も向上したり、路面の段差を乗り越える際のタイヤの動きが軽快になったり、揺れに対する収束が速くなるのです。
バネ下重量が軽くなることで燃費も向上!
鍛造ホイールへの交換によって、バネ下重量が軽くなることのメリットはステアリングレスポンスの向上だけではありません。車を運転する際にアクセルを離してからの空走距離である「惰性距離」が伸びることでの燃費の向上も期待できす。
これは、通常のガソリン車でもそうですが、特にe:HEVといったハイブリッドカーの場合は、この惰性距離をどれだけ延ばせるかが燃費の向上への大きなカギになるのです。
僕は、ハイブリッドカーを何台か乗り継いでいますが、ハイブリッドカーは、エンジンと電気モーターの両方を使って走行しますが、燃費を大きく左右するのがアクセルを離した瞬間から生じる惰性距離にあると言えます。
鍛造ホイールのように軽量なホイールは、装着することでバネ重量を軽くでき、結果、惰性距離を延ばすことに大きく貢献するのです。
HONDA FIT RS(ガソリン・e:HEV GS4・GR3)に、鍛造ホイールを履かせる際に注意したいこと


お気に入りの鍛造ホイールが決まったら、早速注文~交換と行きたいところですが、鍛造ホイールに交換する際に注意して戴きたいことがあります。
この項目では、鍛造ホイールに交換する際の注意点や豆知識についてお話しました。
純正ホイールのサイズを把握しておくこと!
鍛造ホイールに交換する際には、必ず純正のホイールサイズを把握しておいて下さい。
純正ホイールのサイズを自分で理解していると、そのままのサイズでもインチアップするにしても、必ず役に立つはずです。特にホイールのサイズは同じ16インチであっても、あとのサイズが車ごとに違ってくるのです。
HONDA FIT RS(ガソリン・e:HEV GS4・GR3)の純正ホイールのサイズと詳細は以下の通りです。
グレード XCのホイール&タイヤサイズ(5MT・4AT共通)
リム径 | リム幅 | インセット(オフセット) | タイヤサイズ | |
フロント | 16インチ | 6.0J | +45㎜ | 185/55R16 |
リヤ | 16インチ | 6.0J | +45㎜ | 185/55R16 |
P.C.D | ボルト穴数 | ハブ径 |
100㎜ | 4穴 | 56㎜ |

リム径 | ホイールの直径をインチサイズで表しています |
リム幅 | ホイールの幅、タイヤが装着される幅をインチサイズで表しています。 |
ボルト穴数 | ホイールを取り付けるボルトの穴数です。普通車は4穴か5穴がほとんどで、一部6穴のものもあります。 |
P.C.D | Pitch Circle Diameterの略号で、ボルト穴ピッチ円直径のことです。車種によってさまざまです。 |
インセット(オフセット) | ホイールの中心部とディスク内面の距離のことです。 |
今まで、自分の愛車のカスタムやチューニングを繰り返し行っていて、カスタムに慣れている方であれば、自分の愛車のホイールサイズやタイヤサイズなどは十分把握されているかと思います。
しかし、初めてタイヤ&ホイールを交換しようと検討中の方が陥ってしまいがちなことが、「サイズ間違いによるトラブル」なのです。
せっかく買っても自分の愛車とサイズが合わなかったり、リム径は合っていてもリム幅が違っていて、今付けているタイヤが付けれなかったり、P.C.Dが違っていたりして、販売店の方とトラブルになってしまう恐れがあるのです。
このようにサイズを間違う原因の多くが、取付工賃を節約したくて、知り合いの整備工場やバイト先のガソリンスタンドで設備を借りて自分でホイールを交換しようとする方にありがちなミスのようです。言い方は悪いかもしれませんが、作業工賃をケチった結果がサイズを間違えてしまい、結局、販売店で取り付けたほうが良かったという結果になってしまうことです。
タイヤ&ホイールの専門店で注文して、その店舗で取り付ければ、起こりにくいミスだと思いますので、注意しましょう。
通販でのホイールの買い方や、取り付け予約のやり方

手順1:インターネットのサイトで愛車とホイールのマッチング&購入&取り付け予約
インターネットのサイトで、愛車とホイールのマッチングができます。愛車に気になるホイールを画像によって履かせてみる「フィッティングルーム」というのがあり、気になるホイールを履かせた愛車の画像を見て確認することができます。
気に入ったホイールがあれば、注文と取り付け予約をしましょう。
前述しましたが、サイズを間違えないよう注意して下さい。自分の任意のサイズをメモに残しておいても良いですね。また、ホイールやタイヤ以外にも作業工賃などの費用がかかります。クレジットカード決済の場合は、費用を確認できますが、それ以外の場合もいくら金額がかかるのかは把握しておきましょう。
インターネットでホイールが買えるショップは、フジ・コーポレーションやカーポートマルゼンとかがありますが、当サイトでご紹介できるショップはフジ・コーポレーションになります。
手順2:予約日、予約時間に店舗に愛車を入庫する
取付の予約日、予約時間に愛車を取り付け店舗に入庫しましょう。
手順3:鍛造ホイールに交換作業
取付の作業時間は、車種や取り付け内容(タイヤとセットで購入か、もしくは今現在付けているタイヤを流用するか)によって変わってきます。オプションで四輪ホイールアライメントを行う場合は、時間が倍ほどかかることがあります。
タイヤ&ホイール代金以外に必要な料金
作業内容 | 工賃 |
タイヤ廃棄代 | 1本:300~500円前後 |
ホイールバランス調整 | 1本:1,000円前後 |
エアバルブ交換 | 1本:1,500円前後 |
上記の料金以外にも、ロックナットを取り付ける場合や、センターキャップがオプションによって別売になっている場合もありますので、いくらかかるのか把握しておきましょう。
タイヤ&ホイールの専門量販店「フジ・コーポレーション」なら、ネットで注文~実店舗で取り付けが可能!

タイヤ&ホイールの専門量販店「フジ・コーポレーション」は、日本全国に47店舗!(まだまだ拡大中)
ネットで注文~実店舗でタイヤ&ホイール(単品でも可)交換というように「ワンストップサービス」で利用することができます。
タイヤ&ホイールの専門店ですので、先述しましたようなサイズ間違いの心配もありません。安心して好きな鍛造ホイールに交換することができます。
HONDA FIT RS(ガソリン・e:HEV GS4・GR3)に、おすすめの鍛造ホイール


実は、日本に存在する純然たる鍛造ホイールメーカーはBBS JAPAN、RAYS(レイズ)、TWSの3社しかありません。あとのメーカーは、鍛造とは言っても純然たる鍛造ではなかったり、上記の3社のいずれかからOEM生産にて製品を供給されているのが現状です。
今回は、その3社のおすすめの鍛造ホイールをご紹介しました。
TWSの鍛造ホイール
この投稿をInstagramで見る
TWSは、株式会社TAN-EI-SYA(鍛栄社)の鍛造ホイールブランドです。
富山県射水市に自社工場を持ち、地元のサプライヤーから供給される高品質のアルミニウムビレットから、ワンストップ生産による徹底した品質管理のもと、高い品質の鍛造ホイールを造っているメーカーです。
TWSのホイールに鋳造ホイールは全く無く、全て鍛造ホイールと言った具合で、ホイールのプレミアムブランドと言っても過言ではないでしょう。
上記のInstagram投稿は、僕がフォローさせて戴いている方の愛車の画像です。FL5 シビック タイプRですが、TWSの鍛造ホイールがとてもキマっていてカッコいいですね!
FITにフィットするTWSの16インチ鍛造ホイールは1種類だけですが、とてもカッコいいです。それではどうぞ!
MOTORSPORT T66-F
メーカー | TWS |
ブランド | MOTORSPORT |
商品名 | T66-F |
工法 | 鍛造1ピース |
カラー | グロスガンメタ、グロスハイパーガンメタ、フラットゴールド |
メーカー公式サイト | TWS MOTORSPORT T66-F |
RAYS(レイズ)の鍛造ホイール
この投稿をInstagramで見る
RAYSは、大阪府東大阪市に本社を置く、自動車用アルミホイールの販売会社です。その中のグループ企業である「株式会社レイズエンジニアリング」は、鍛造ホイールの製造を行っています。
僕の記憶ではひと昔前に、日本国内のレースのなかに「グループA」と「グループC」というカテゴリーがあり、その名を冠した名称のホイールで一躍有名になりました。
RAYSが取り扱うブランドは以下の通りです。
RAYSは、各自動車メーカーの純正オプション品や、NISMOや無限、TRDなど、各自動車メーカー系チューナーのホイールをOEM生産している実績もあり、各種モータースポーツにも製品を供給しています。
FITに似合うカッコいい鍛造ホイールがたくさんありますので、ぜひお気に入りを見つけて、あなただけのFITを作って下さい。それではどうぞ!
VOLKRACING TE37 SONIC TIME ATTACK EDITION
メーカー | RAYS |
ブランド | VOLKRACING |
商品名 | TE37 SONIC TIME ATTACK EDITION |
工法 | 鍛造1ピース |
カラー | ブラック/REDOT、ホワイト/REDOT |
メーカー公式サイト | RAYS VOLKRACING TE37 SONIC TIME ATTACK EDITION |
VOLKRACING TE37 SONIC
メーカー | RAYS |
ブランド | VOLKRACING |
商品名 | TE37 SONIC |
工法 | 鍛造1ピース |
カラー | ダイヤモンドダークガンメタ、ブロンズアルマイト、他オプションカラー |
メーカー公式サイト | RAYS VOLKRACING TE37 SONIC |
VOLKRACING G025
メーカー | RAYS |
ブランド | VOLKRACING |
商品名 | G025 |
工法 | 鍛造1ピース |
カラー | マットガンブラック/リムエッジDC、シャイニングブラックメタル/リムエッジDC、他オプションカラー |
メーカー公式サイト | RAYS VOLKRACING G025 |
BBS JAPANの鍛造ホイール
この投稿をInstagramで見る
BBS JAPAN(ビービーエスジャパン)株式会社は、車両用軽合金ホイールの輸出および国内で製造・販売する自動車部品製造メーカーです。
僕が若い頃のひと昔前は、小野ホールディングスの子会社であったワシマイヤー株式会社で鍛造ホイールの製造を行ってきましたが、小野グループの経営破綻により、前田工繊の子会社となりました。
数々のモータースポーツシーンで、BBSのホイールは引っ張りだこであり、自動車レースのフォーミュラー1(F1)と、NASCARは、2022年シーズンよりBBSホイールを独占的に使用することとなっています。
鍛造ホイールとなる素材には、アルミ以外にマグネシウム、最近ではジュラルミンも素材として使用されています。
R31スカイラインGTS-RとR32、R33、R34のGT-Rや、第二世代の日産R35RT-Rの純正ホイールにも、BBSの鍛造ホイールが採用された話は、あまりにも有名ですね。
ぜひ、あなたのFITに似合うBBS JAPANの鍛造ホイールを見つけて、あなただけの世界一のFITを作り上げて下さい。それではどうぞ!
BBS RE-L2
メーカー | BBS JAPAN |
ブランド | BBS |
商品名 | RE-L |
工法 | 鍛造1ピース |
カラー | ダイヤモンドブラック、ダイヤモンドシルバー |
メーカー公式サイト | BBS JAPAN BBS RE-L2 |
BBS RE-L2 ブラックダイヤカット
メーカー | BBS JAPAN |
ブランド | BBS |
商品名 | RE-L2 |
工法 | 鍛造1ピース |
カラー | ブラックダイヤカット |
メーカー公式サイト | BBS JAPAN BBS RE-L2 |
BBS RG-F
メーカー | BBS JAPAN |
ブランド | BBS |
商品名 | RG-F |
工法 | 鍛造1ピース |
カラー | ブルーブラックダイヤカット、ダイヤモンドブラック、シルバー |
メーカー公式サイト | BBS JAPAN BBS RG-F |
BBS RP
メーカー | BBS JAPAN |
ブランド | BBS |
商品名 | RP |
工法 | 鍛造1ピース |
カラー | ダイヤモンドブラック、ダイヤモンドシルバー、ゴールド |
メーカー公式サイト | BBS JAPAN BBS RP |
まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回のお話は、大まかに言って、
●HONDA FIT RS(ガソリン・e:HEV GS4・GR3)に、鍛造ホイールを履かせたい理由・メリット
●HONDA FIT RS(ガソリン・e:HEV GS4・GR3)に、鍛造ホイールを履かせる際に注意したいこと
●HONDA FIT RS(ガソリン・e:HEV GS4・GR3)に、おすすめの鍛造ホイール
でしたね。
人気のコンパクトカーであるホンダ フィットRS(ガソリン・e:HEV GS4・GR3)には、ぜひとも鍛造ホイールを履かせて、その垢ぬけたスタイルや機能的なメリットを実感して戴きたいですね。
良い鍛造ホイールを見つけられるようお役に立てれば幸いです。
今回は、ホンダ フィットRS(ガソリン・e:HEV GS4・GR3)に鍛造ホイールを履かせたらどうなるか?というお話をしました。
これからホイールを交換してドレスアップしようと検討中の方は、ぜひ参考にして戴ければ幸いです。