【装着レビュー】BBS JAPAN RI-D|上質な走りを求める大人のホイール

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「ホイールひとつで、クルマの性格はここまで変わるのか――」
そう感じさせてくれたのが、BBS JAPANの最高峰モデル「RI-D」でした。

今回は、国産最強FFと呼ばれるホンダ FL1型シビック タイプR、そしてFRの頂点に立つトヨタ GRスープラの2台にRI-Dを装着。

見た目の美しさだけでなく、走り出した瞬間に伝わる剛性感と軽快さは、まさに“大人の走り”そのものです。

この記事では、実際に装着して走ってみたオーナー視点で、BBS RI-Dの魅力・フィーリング・日常での使い心地をリアルにレビューしていきます。

 

BBS JAPAN「RI-D」とは?

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ホイール選びにこだわる人なら、一度は耳にしたことがある「BBS RI-D」。その名前には、BBSが長年培ってきた鍛造技術の頂点という意味が込められています。

BBS JAPANが誇る超超ジュラルミン製のフラッグシップモデルであり、圧倒的な軽さと剛性、そして金属の美しさを極めた1本。まさに「走りと美」を両立させた究極のホイールといっても過言ではありません。

ここでは、そのRI-Dがどんな技術で作られ、なぜ多くのエンスージアストに支持されているのかを解説していきます。

超軽量“超超ジュラルミン”鍛造ホイールの代表格


BBS JAPAN「RI-D」は、航空機にも使われる超超ジュラルミン(A7075材)を採用した、世界でも数少ない鍛造アルミホイールです。通常の鍛造アルミに比べて比強度・剛性が非常に高く、かつ圧倒的に軽いという特性を持ち、まさに「走りを磨くための素材」といえます。

さらに、BBSが誇る1ピース鍛造技術により、不要な肉を極限まで削ぎ落としながらも、リムやスポークの剛性はしっかり確保。その結果、RI-Dは19インチでも5kg台という驚異的な軽さを実現しています。

軽さは単なる“スペック上の数字”ではなく、ステアリングレスポンスや加減速のダイレクト感に直結します。走り出した瞬間、「車が軽くなった」と体感できるほどの差を感じるでしょう。

 

なぜRI-Dは「高いけれど価値がある」と言われるのか


BBS JAPAN「RI-D」は、1本あたり20万円を超える高価格帯に位置します。しかしその価格には、他のホイールでは得られない“絶対的な価値”が宿っています。

最大の理由は、素材と製法にあります。RI-Dは、航空機グレードの超超ジュラルミンを鍛造成形後、精密5軸加工で仕上げるという非常に手間のかかる工程を経ています。これにより、見た目の美しさだけでなく、バランス精度や剛性分布まで計算された理想的な形状を実現。

さらに、BBSは全てのホイールを国内の自社工場で一貫生産しており、職人による品質管理は桁違い。わずかな重量差すら妥協しない精度が、走りの質感を支えています。

RI-Dの高価格は、単なるブランド料ではなく、技術と信頼の結晶なのです。

 

FL5型シビック タイプRに装着して感じた変化

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実際にFL5型シビックタイプRへBBS JAPAN「RI-D」を装着してみると、スペック表だけでは分からない“走りの質感”が明確に変わります。

リムの軽さと剛性バランスが絶妙で、ステアリング操作のひとつひとつがよりダイレクトに感じられるようになり、車との一体感が格段に向上しました。

日常の街乗りでも段差のいなし方がしなやかになり、ワインディングではクルマ全体の応答性が鋭く変化。「ホイールを変えるだけでここまで走りが洗練されるのか」と、思わず唸る仕上がりです。

ステアリングフィールが圧倒的にシャープに


ホイール交換直後に最も強く感じたのは、ステアリング操作に対する反応の速さです。純正ホイールに比べて約2kgの軽量化が効き、ハンドルを切った瞬間に車体の動きが遅れなく追従します。

とくにコーナーの進入時には、車の重心がスッと内側に移動するような自然でリニアな挙動を体感。タイヤが路面をつかむ感覚がより明確になり、細かいステア操作にも機敏に反応します。

この「応答性の速さ」と「しっとりした手応え」の両立こそ、BBS RI-Dの真骨頂といえるでしょう。

 

加減速・ブレーキング時の軽快さが段違い


RI-Dを装着すると、加減速やブレーキング時の“反応の速さ”がまるで別物になります。

ホイール1本あたりの軽量化が、いわゆるバネ下重量の低減につながり、サスペンションの動きがより正確に。結果として、車体の上下動やブレーキ時のノーズダイブが抑えられ、車全体のリズムが軽快になります。

とくにワインディングやサーキットの減速→旋回→加速の一連の動作で、その効果は絶大。
ブレーキの入り始めから車体が安定し、立ち上がりではスムーズにトラクションがかかるため、“クルマが思ったとおりに動く”快感を味わえます。

サーキット走行でも熱ダレが少ない理由

BBS JAPAN「RI-D」がサーキットでも安定した性能を発揮する理由は、素材と設計の両面にあります。

一般的なアルミホイールでは高温走行時にリムやスポークが膨張しやすく、ブレーキ熱の影響を受けやすいのに対しRI-Dは超超ジュラルミンの高い耐熱剛性によって、その弱点を克服しています。

 

主な特徴ポイント

  素材の特性:A7075超超ジュラルミンは、航空機用合金ならではの高温強度を誇り、ブレーキローターからの熱伝導でも変形しにくい。

  肉厚設計の最適化:BBS独自のFEM解析により、放熱性と剛性を両立したスポーク形状を採用。

  センターハブ精度:ハブボアの公差を極小化することで、走行中の熱によるガタつきを防止。

  熱放散性の向上:表面処理工程で放熱効果の高いコーティングを施し、ブレーキ周辺の温度上昇を抑制。

これらの設計思想が、周回を重ねても安定したラップタイムを維持できる“熱ダレに強いホイール”を実現しています。
まさにRI-Dは、長時間ハードに走っても性能が落ちにくい本格派ホイールといえるでしょう。

 

 

GRスープラで味わう“剛性感としなやかさ”の共存

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BBS JAPAN「RI-D」をGRスープラに装着すると、まず驚かされるのがその剛性感の高さです。

ただ硬いだけではなく、サスペンションがしっかり仕事をする“しなやかさ”を同時に感じられる点が、純正ホイールとは明確に異なります。

高速走行時の安定感、路面の細かな凹凸をいなす柔軟性、そしてハンドリングのダイレクトさ——。RI-Dはまさに、剛と柔をバランスよく融合させた大人のホイールといえるでしょう。

高出力FRにも負けない剛性バランス


GRスープラのような高出力FR車は、加減速やコーナリングでホイールに非常に大きな負荷がかかります。それでもRI-Dは、ねじれやたわみに強い高剛性構造により、しっかりとその力を受け止めます。

スポーク1本1本の形状は、軽さだけでなく「応力の流れ」を徹底的に解析して設計。
これにより、強大なトルクを受け止めながらもホイール全体がしなやかにたわみ、路面追従性を損なわない理想的な剛性バランスを実現しています。

また、強化リム構造によってタイヤビードの安定性も高く、ドリフト時や高速コーナーでも安定した接地感を維持。
パワーを受け止めながらもしなやかに動く——まさに“FRスポーツを支える理想の足もと”といえるでしょう。

 

走行中の微振動を抑える高精度設計


GRスープラにBBS JAPAN「RI-D」を装着してまず感じるのが、走行中の微振動の少なさです。
一般的なアルミホイールでは、路面の細かな凹凸がステアリングに伝わりやすいのに対し、RI-Dは驚くほどスムーズ。

その理由は、加工精度とバランス調整のレベルが桁違いだからです。
BBSでは、1本1本のホイールをマイクロ単位で測定し、重量誤差やバランスを極限まで補正。さらに、ボルトホールやハブセンターの公差も徹底管理されており、装着後の振れがほぼ皆無です。

結果として、走行中の微振動が抑えられ、高級車らしい“滑らかな走行フィール”を実現。剛性の高さと静粛性を両立する、まさに“職人精度のホイール”といえるでしょう。

高速域での安定性とハンドリングレスポンス

GRスープラにBBS JAPAN「RI-D」を装着すると、高速走行時の直進安定性とステアリングレスポンスの両立が際立ちます。単に軽いだけでなく、空力とサスペンションの動きを正確に伝える剛性バランスが生み出す効果です。

 

主なポイント

  軽量化による慣性モーメントの低減:タイヤ外周部の重量が減ることで、ステアリング操作に対する応答が速く、クルマの向きがより自然に変わる。

  リム剛性の高さが安定感を支える:高速域での路面入力に対し、ホイールの変形を抑え、ブレやたわみを最小限に。これが“しなやかな安定感”につながる。

  FEM解析に基づくスポーク設計:空力抵抗を抑えつつ、スポークの断面を最適化。直進時のバタつきや左右ブレを防ぎ、操舵の一体感を高める。

特に200km/hを超えるような高速巡航時でも、ハンドルが軽すぎず、しっかりとした芯のある操作感を維持。まさに「高出力FRを余裕で操るためのホイール」と呼ぶにふさわしい完成度です。

 

 

RI-Dが「大人のホイール」と呼ばれる理由

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BBS JAPAN「RI-D」は、単なる高性能ホイールではありません。そのデザインや存在感には、数字やスペックでは表せない“深み”があります。

軽さや剛性といった性能を極めつつ、仕上げの美しさや質感、そして装着したときの「佇まい」までも計算されている。その完成度の高さが、「大人が選ぶホイール」として多くのファンに支持される理由です。

見た目の派手さではなく、静かな主張と本物志向の美学
走りとデザイン、どちらも妥協しないBBSの哲学が、RI-Dには凝縮されています。

機能美と造形美を兼ね備えたデザイン

BBS JAPAN「RI-D」は、見る角度によって印象が変わる“立体的な造形美”を持ちます。しかしそのデザインは、単なる見た目の美しさではなく、空力と放熱性能を考慮した機能設計でもあります。

スポークは薄く軽やかでありながら、強度を維持するための最適な曲面を描く。
光の反射で陰影が際立ち、停車中でさえも走り出しそうな動感を演出します。

この「美しさと性能の共存」こそが、RI-Dが他のホイールと一線を画す理由です。

 

所有する喜びを感じる“ブランドとしての格”


BBS JAPAN「RI-D」は、単なるパーツではなく“ステータス”としての存在感を放ちます。
ホイールを交換するだけで、クルマ全体の印象がまるで変わる——それがBBSの持つブランド力です。

BBSのロゴが刻まれたセンターキャップを見つめるだけで、所有者の満足感がこみ上げてくる。それは数字では測れない、“ものづくりの信頼と誇り”の象徴です。

BBS JAPANは量産効率よりも品質を優先し、国内工場で全工程を一貫生産その姿勢こそが、「BBSは特別」という確固たる信頼を築き上げてきました。RI-Dを手にした瞬間、誰もが“本物を選んだ”という実感を得られるはずです。

 

 

まとめ|走りもデザインも妥協しない選択肢

BBS JAPAN「RI-D」は、走りの性能とデザイン性を高次元で融合させた、まさに“完成されたホイール”です。
その軽さ・剛性・精度、そして造形美のすべてが、BBSが長年培ってきた技術と哲学の結晶といえます。

「速く走るためのホイール」ではなく、「上質に走るためのホイール」
その一言に、RI-Dの存在価値が凝縮されています。

FL5型シビックタイプRでも、GRスープラでも、RI-Dは走りの質をワンランク引き上げ、所有する満足感までも満たしてくれる。まさに、“大人の走り”を求めるドライバーの理想的な選択肢です。

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